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サガ・フロンティア2 ゲーム概要 従来のサガシリーズとは異なり、ギュスターヴとウィルを中心としたストーリーが、エピソードごと年代順に区分されプレイヤーが選択したシナリオを追っていく。 戦略性の高い「ロールシステム」など光るシステムもあるものの アルティマニアや攻略サイト必須の「デュエル」や、サガでありながら主人公が次々と変わっていく展開は賛否両論となっている。 なお女敵の数は異様に減った。 グーラ その他画像 攻撃方法 グールズスクラッチ:戦闘不能状態のキャラのLPにダメージ。 叫ぶ:敵全体に光、音波ダメージ。 毒液:単体に水属性ダメージ+毒。 音:基本術。単体に光、音波ダメージ。 召雷:単体に電撃ダメージ。 魅了凝視:対象を魅了状態に陥れる。 語録 備考 女性の食屍鬼。ちなみに男版の食屍鬼は「グール」である。 こちらが強くなると「魅了凝視」を使ってくるようになる。 『ラウプホルツ』のグールの塔では、マップ上に町娘の姿で透明になって現れる。 触れると「私キレイでしょ?」的な事を言ってから戦闘になる。 樹精 その他画像 攻撃方法 魅了凝視:対象を魅了状態に陥れる。 森の真理:全体攻撃。 ブッシュファイア:広範囲に熱ダメージ。 花粉:小範囲にダメージ+マヒ。 スリープ:小範囲に眠り。 ニードルショット:単体にダメージ。 召雷:単体に電撃ダメージ。 メディテーション:自分のPsychoをアップ。 叫ぶ:全体に光、音波ダメージ。 語録 備考 『樹海へ』シナリオのボス。 樹海の塔を探索しているエレノア達に突如襲い掛かる。 巨大な木に浮き出るように緑の女と赤い女が出る。 露出度はロマサガシリーズの敵並に高い。 ちなみにサガフロ2の魅了凝視は、レアな攻撃であるがボイス付きなのがポイント。 倒すと『木霊のグラール』を落とす。 女盗 女海賊と同じグラフィック。 その他画像 攻撃方法 お頭の雷:味方単体に小ダメージ+Moraleアップ(部下のステータスアップ用) 語録 「術を使わずに戦う人間なんて初めて見たよ。バカなのか無能なのか、どっちかな?」 備考 『ギュスターヴ15才』のボス。 ギュスターヴは自ら鍛え上げた鋼鉄の短剣を携えて、弟分のフリンと共にヤーデ郊外の洞窟へ入っていくが 郊外の洞窟を根城にしていた野盗のボス。 フリンを捕らえ、ギュスターヴを助けに来たヤーデ伯の息子であるケルヴィンを身代金目当てで捕らえようとする。 部下の野盗3人と共に現れて、部下を援護する。 女海賊 女盗と同じグラフィック。 その他画像 攻撃方法 ボックスサンダー:敵単体に電撃ダメージ。 語録 「何よ、12個入りって? いったい何があんたに12個も入ってるっていうの!!」 備考 『ウィル対エッグ』の中ボス。 強制イベントで会話になり、選択肢があるが正解がランダムで変化する。上記は12個入りと言ったのがハズレだった場合。ハズレを引くと、スケルトンを従えた状態で戦闘になる。 そんなに強くない。 倒すと『デッドストーン』を手に入れられるが、女海賊との戦闘を避けることができた場合『海賊のバンダナ』が手に入る。 うーん・・・ まだいたような・・・。 ギュスターヴ(偽)の部下とかに・・・。 -- 名無しさん (2012-02-03 22 51 44) 偽ギュスターヴの部下(ミカ)のことか。フィールドの固有グラはあり、戦闘中のグラはない(というか「ミカ」として戦闘には参加せず、このwiki) -- 名無しさん (2012-03-21 16 50 33) ↑(続き)このwikiの対象外である「樹の将魔」としての戦闘グラしか無い。 -- 名無しさん (2012-03-21 16 51 17) 名前 コメント
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漂流世紀フロンティアラーズ この物語は、僅かに残された少年少女達と、それを導いたEDIFAドライアドの漂流冒険談である。
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サガ フロンティア2 Part10-209・211~212・216~219・221~222・226~230・239~240・242・249・251・255~256・258~259・273・280・282~283・287~288・290~292 2010年4月1日Wiki直接編集・追記 209 サガフロンティア2 04/11/19 22 06 26 ID 72KLeqlT 《世界》サンダイル ・東大陸 サンダイルでは最も歴史の深い地域。 北部では四つの侯国で成り立つフィニー王国が治めているが、互いに覇権を争っている。 中部及び南部は王国の支配が及んでおらず、地域の有力者が実権を握っている ・南大陸 ナ国が治めている。東大陸ほど術不能者に対する差別はない。ちなみに北部には二つの属領がある ・北大陸 未開の地。開拓が始まって間もない 《用語説明》 ・アニマ この世界の根底にある重要な概念で、魂のような無形の要素。万物に宿っていると考えられている。 術の発動と深い関わりがあり、アニマが弱い人間は術をろくに使えず「不能者」として差別の対象となっている。 ・クヴェル 先行文明の遺物。アニマを無限に引き出すことができ、一部地域を除いて貴重な品として扱われる。 なお、クヴェルを模したものをツールと呼び、こちらは引き出せるアニマが有限である ・鉄(をはじめとする多くの金属) アニマの力を阻害する性質があり、術至上主義が蔓延する時代では忌み嫌われている ・メガリス 先行文明の遺跡のこと。各地に点在し、それぞれ特徴にちなんで「氷のメガリス」などという呼称のされ方をする ・エッグ 思念を持っている卵形のクヴェル。手にした者の意志を支配し操る力を持ち、ある目的のため行動を起こす。 所持者が死亡するとエッグはそのアニマを吸収し、次の宿主を求める 211 サガフロンティア2 04/11/20 01 00 59 ID MbvE6+vH 《ギュスターヴ編・1220~1239年》 1220年、フィニー国王ギュスターヴ12世により東大陸北部は統一された。それと時を同じくして長男ギュスターヴ13世が誕生。12世は息子を後継者とすべく期待を寄せていた。 フィニー王国は後継者が七歳になると王位継承に必須の手続きである「ファイアブランドの儀式」を行う。平易と思われていた儀式だったが、ギュスターヴがまさかの術不能者であった事により失敗(ちなみにギュスターヴはアニマが弱いどころか全く無いらしく、かなり異質な存在だった)。 失望した12世は息子の廃嫡を決め、それに反対した妻ソフィーともども身分を剥奪して城から追放した。 始めは城下の貧民街に暮らしていた二人であるが、暗殺を恐れ、ギュスターヴの家庭教師を務めていたシルマールと共に南大陸のナ国へ亡命することになる。 ナ国の庇護の下、劣等感にまみれ荒んだ毎日を送るギュスターヴ。日頃の欝憤をおなじ術不能者であるフリンにぶつけ、そのことをレスリーという少女によく咎められていた。 1233年、彼はヤーデ伯領地にて出会った「鉄」に興味を持ち、鋼製武器の製作に没頭するようになる。術の使えないギュスターヴは次第に己の力に頼みを置くようになり、後に盟友となるケルヴィンとともに自作の鉄製武器で盗賊を撃退してからは、更に自信を深めていくようになる。 1239年、最大の理解者であった母親のソフィーが死去。ギュスターヴは19歳。 212 サガフロンティア2 04/11/20 02 45 47 ID MbvE6+vH 《ギュスターヴ編1240~1248年》 1240年、20歳になったギュスターヴはワイド侯のもとへ足繁く通っていた。ワイド侯は愚鈍な領主で父である前領主に従っていた有能な家臣を信用せず、巧みに取り入ったギュスターヴの姦言に乗せられて、彼らを遠ざけてしまっていた。 将軍の地位にあったネーベルスタンはギュスターヴ排斥の注進を聞き入れられなかったことに抗議し、場内への出仕を拒否していたが、それはギュスターヴの目論見通りであった。ギュスターヴはその間隙を縫ってワイド侯を監禁。ケルヴィンを動かしてヤーデ全軍を城下に導きワイド侯の領地を全て乗っ取った。 1245年、父であるギュスターヴ12世が急逝。後妻の子(彼にとって異母弟)14世が跡を継ぐことになっていた。それに対してギュスターヴは自身の王位継承権を主張。1247年、20年振りに東大陸に舞い戻る。1248年、バケットヒルの戦いが勃発。13世側は精鋭部隊鋼鉄軍の活躍や、ネーベルスタン将軍とケルヴィン・ヤーデ伯のバックアップを受けたのに対し、14世側はオート侯カンタールが傍観、14世の異母兄ノール侯フィリップも積極的に戦闘には関わらず、あっさりと決着がついた。捕らえられた14世は処刑され王位継承戦争は幕を閉じた。ギュスターヴは28歳になっていた。 216 サガフロンティア2 04/11/20 15 39 41 ID MbvE6+vH 《ギュスターヴ編1248~1249年》 ギュスターヴ12世には四人の子どもがいた。ソフィーとの間に長男ギュスターヴ13世、次男フィリップ、長女マリー、後妻との間にギュスターヴ14世である。フィリップはノール地方治め、マリーはオート地方を治めるカンタールのもとへ嫁いでいる。14世はバケットヒルの戦いで敗死した。フィニー王国の実権を握ったギュスターヴのもとへ続々と使者が来る中、オート侯カンタールは妻マリーを、ノール侯フィリップは直接本人が使者として参上した。実に20年振りに兄弟と再会することとなる(この時ケルヴィンはマリーに淡い恋心を抱いている)。 だがケルヴィンやネーベルスタンはフィリップを警戒していた。兄が儀式に失敗したことで母親を失い、同時に父からも相手にされなくなったからである。それは確かに幼なかったフィリップの心に強烈なトラウマとして残っていた。 謁見に至るやいなやギュスターヴに剣を突き付けるフィリップ。一触即発の空気のなか、フィリップはギュスターヴに宿る母ソフィーのアニマを見て、暗殺を断念する。かくして兄弟は和解したのであった。1249年ギュスターヴは南部への進行を始め、拠点となる都市ハン・ノヴァの建設に着手した。29歳のことである。 217 サガフロンティア2 04/11/20 16 10 56 ID MbvE6+vH 《ギュスターヴ編1250~1256年》 フィニー城下では国王の不在に不安を抱く者が数多くいた。ギュスターヴに実権があるものの、あくまでも正式な手続きを経ていないため、国王ではないのだ。手続きとは無論ファイアブランドの儀式である。 1250年、フィリップは兄の代わりに儀式を受けるも失敗。それも当然のことで七歳までに儀式を受けないとファイアブランドが暴走するからである。大火傷を負い、落ち込むフィリップではあったがまだ希望が残っていた。フィリップには息子のフィリップ2世がおり、ギュスターヴはその子に儀式を受けることを勧めたのである。 1255年、フィリップ2世の儀式は成功に終わった…かに見えた。儀式の直後、2世が暗殺者の凶刃に倒れたのである。愛息の死を前にフィリップは発狂。ファイアブランドを手にして暗殺者をなぎ払った彼は、暴走をはじめた炎の剣に自身のアニマを呑み込まれモンスターの姿に変貌する。火竜に身を落としたフィリップは息子の亡骸を抱えて、いずこかへと飛び去っていってしまった。 フィリップ2世暗殺の首謀者は遥として判明しなかった。ギュスターヴはアニマ教徒の犯行と断定。教団が本拠地としていたハンの遺跡を襲撃し信者たちをことごとく虐殺した。1256年、ギュスターヴ36歳のことである。その後、フィニー王国で帝位に就く者はいなかったため、事実上1248年以降は国王不在の状態が続くことになる。 218 サガフロンティア2 04/11/20 17 19 17 ID MbvE6+vH 《ギュスターヴ編1269~1271年》 ギュスターヴの東大陸南部進出は順調に進み、空白地帯であった中央部の制圧もほぼ完了した。南方はラウプホルツ公が治めているため、事実上東大陸はすべて彼の統治下に置かれたことになる。ギュスターヴが統治領の最南端にある砦へ視察に赴いた日の夜、彼の砦は襲撃を受けた。ギュスターヴは従者の安全を優先して炎上する砦に残り、そのまま還ってくることはなかった。1269年、享年49歳。 ギュスターヴの死は新たなる戦乱の火種となった。特にケルヴィンとカンタールとの対立は深刻なものであった。この権力闘争を優位に進めていったのはオート侯カンタールである。 カンタールは北部の諸侯の大半を取り込み、ケルヴィンをハン・ノヴァに孤立させた。ケルヴィンはやむなくハン・ノヴァを放棄、ヤーデ伯領地ヘと撤退した。統治者を失ったハン・ノヴァはモンスターの襲撃を受け、壊滅的な被害を残した。1271年、ケルヴィン50歳。カンタール44歳。 追記 カンタールはマリーとの政略結婚で領地を削られていて、フィニー王国に恨みを抱いていたとされる。1250年頃に彼はマリーと離縁している。 219 サガフロンティア2 04/11/20 17 51 22 ID MbvE6+vH 《ギュスターヴ編1288~1292年》 1288年、東大陸北部を治めていたカンタール死去(59歳)。彼には6人の女性との間に23人もの子がいたこともあり、相続争いが発生。次第にオート侯の力も弱まっていった。 ヤーデに雌伏していたケルヴィンは再び東大陸に進出、実権を握る。しかしそれに対抗する勢力が現れる。南部を治めるラウプホルツ公である。 ナ国王ショウの召喚命令で長男チャールズを欠いたケルヴィンではあったが次男フィリップ3世と連携しラウプホルツ軍を破る。これが後にいうソールズベリ平原の戦い(1290年)である。 ソールズベリ平原の戦いで暗躍したのはカンタールの娘ヌヴィエムである。彼女はラウプホルツ公を唆すと同時に、ショウ王にケルヴィンの讒言を働き、召喚命令を出させるに至った。それはひとえに父を犬と侮辱したチャールズとの確執がもととなっていた。結局ケルヴィンは諸侯の盟約を結ぶに至らず、1292年死去。享年71歳。この後、東大陸は明確な統治者を失い混沌の時代が始まる。 補足 マリーはカンタールと離縁した後、ケルヴィンと再婚。二児をもうけた。 兄チャールズはヤーデ伯を、弟フィリップ3世はファイアブランドを継承している。 221 サガフロンティア2 04/11/20 18 32 14 ID MbvE6+vH 《ギュスターヴ編1303~1305年》 東大陸北部では正当な統治者を巡っての覇権争いが続き、人心は疲弊しきっていた。問題を複雑化させたのはナ国ショウ王の介入が原因である。そのショウ王が1303年に死去し、最大の障害が無くなった諸侯は和平会議を開くことになったが、互いに自分勝手な主張をするばかりで議論は平行線を辿った。 北部で諸侯の対立が続くなか、中央の勢力は和平会議を傍観していた。中央部はギュスターヴの死後、放置されていたため、ハン・ノヴァの長老会を中心とした自治政府ができていたのだ。ヤーデ伯チャールズは和平会議で諸侯が釘付けになっている隙をつき、中央を制圧しようと画策。会議を息子のデーヴィドに任せ、反抗するハン・ノヴァの制圧にかかった。 ハン・ノヴァではギュスターヴの子孫を名乗る者と、エーデルリッターと呼ばれる軍団が護衛していた。庶民はギュスターヴ統治下の時代を懐かしみギュスターヴの再来を願っていて、また、ギュスターヴの子孫を名乗る者もあとを絶たなかった。ハン・ノヴァの一団もその一つである。 ハン・ノヴァ制圧に乗り出したチャールズはエーデルリッターの反撃に遭い敗北。自身も戦死する。1305年のことである。 222 サガフロンティア2 04/11/20 18 57 45 ID MbvE6+vH 《ギュスターヴ編1305~1306年》 ヤーデ伯チャールズ敗死の報告は諸侯に衝撃をもたらした。ギュスターヴを名乗る偽者の軍団にヤーデ伯が敗れたことで、庶民のギュスターヴに対する渇望が嫌というほど分かったからである。このままでは自分達の立場が危うくなる。 ヤーデ伯を相続したデーヴィドは議会で自ら譲歩を示すことで各諸侯をまとめ上げ、偽ギュスターヴ軍の討伐に乗り出した。 1305年サウスマウンドトップの戦い勃発。連合軍は北・南・西からハン・ノヴァを包囲。北方軍は偽ギュスターヴ軍の分隊に敗れたものの、デーヴィド率いる西方軍が足留めをする隙にラウプホルツ公率いる南方軍で挟み打ちにする戦法でエーデルリッターの本隊を破り、からくも勝利した。1306年、デーヴィドの尽力で初の平和条約であるハン・ノヴァ条約が成立。サンダイルにようやく平和が戻ったのである。 ―ギュスターヴ編・完― 226 サガフロンティア2 04/11/20 22 06 09 ID MbvE6+vH 《ウィル編1220~1235年》 ウィリアム・ナイツは1220年ディガーである父ヘンリーとキャサリンとの間に生まれる。その生誕日はギュスターヴ13世とはたった三日違いである。7歳で両親を失った後、叔母夫婦ポール、ニーナに育てられ、父のようにディガーの道を志すことになる。ちなみにディガーとはクヴェルを発掘する冒険者のことである。15歳になったウィルはディガーとしてデビューすべくヴェスティアへ旅立った。 ヴェスティアは東大陸中央部、アナス川流域にある町で冒険者の拠点となっている。町に着いたウィルは冒険者のほとんどが別のディガーの護衛(ヴィジランツ)として出発したあとで途方にくれる。ウィルは同じく遅れて酒場にやって来た新米女性ヴィジランツ・コーデリアと、どこか言葉に刺のある術士ナルセスとパーティーを組みハンの遺跡を探索することした。 ハンの遺跡はかつてサンダイルを統治していた古代帝国の廃墟であり、度重なる盗掘から見るべき物は少ないと推測された。ただ現在は魔物の巣窟であり、人が入り込めないことから可能性がないわけではなかった。遺跡でタイラーという巨漢を加えた一行は、遺跡のなかで三つのクヴェルを発見。初めての探索を見事成功でおさめた。 227 サガフロンティア2 04/11/20 22 49 56 ID MbvE6+vH 《ウィル編1236年》 ハンの遺跡探索の際、ウィルはアレクセイ・セルゲンの噂を聞く。アレクセイは最近ヴェスティアを根城としているディガーで、噂の内容は彼の悪辣なやり口であった。しかし、ウィルが気にしたのはアレクセイ自身の動向である。ウィルの両親は何者かに殺害されており、アレクセイは父と交流があった。従ってアレクセイは両親の死の真相を知っているのではないか…。ウィルはこう考えていた。叔母のニーナと相談した結果、彼女から南大陸の大砂漠へ行くことを提案される。かつて父ヘンリーはセルゲン兄弟と砂漠のメガリスを探索し、卵形のクヴェルを持ち帰ったという。 ハンの遺跡で協力した仲間とニーナを伴い、砂漠のメガリスを調査しにオアシスの町フォーゲラングで聞き込みを行う。メガリスは異様さだけが残るのみで何の痕跡も得られなかったが、フォーゲラングでの聞き込みである程度の収穫はあった。かつてヘンリーはメガリスの発掘に反対していたが、セルゲン兄弟はそれを強行したという。その後、アレクセイの弟が卵形のクヴェルを持って暴れ出しフォーゲラングに多大な被害を出して死亡。アレクセイは町を破壊した罪で投獄され、その間に、ヘンリーは問題となったそのクヴェルを持ち帰った。分かったことはそれだけである。 228 サガフロンティア2 04/11/20 23 25 20 ID MbvE6+vH 《ウィル編1238~1239年①》 埒があかないと判断したウィルはアレクセイに接近することを決意。ただ、ウィルとニーナは面識があり警戒される。よって仲間の一人を潜入させ、動向を探らせることにした。 アレクセイは通称「夜の町」でクヴェルを探していた。仲間の連絡を受けたウィルはアレクセイが一人になったところを見計らい、彼に詰め寄った。その瞬間、奇妙な悪寒に襲われるウィル。アレクセイは卵形のクヴェルを持っていた。違和感に戸惑いつつアレクセイを詰問する。「父を殺したのはお前か?」と。しかし、アレクセイはヘンリーを刺したのはウィルの母キャサリンだと言い放ち、ウィルはその言葉に衝撃を受ける(事実ではあるが、それはヘンリーからエッグを引き離すための行動で、致命傷とならないよう刺している。エッグを落とさせることに成功し、後はアレクセイが回収する算段だったが、エッグを手にしたことで負の感情を増幅したアレクセイは二人を殺害。というのが真相)。 一方、潜入した仲間はアレクセイ一味と連携し、夜の町にあるクヴェルを見つけ出す。クヴェルを手にしたアレクセイはミカゲの石切り場に向かった。命が惜しければついてくるなと言い残して。石切場跡地向かったウィルは、洞窟の奥でアレクセイを追い詰めるウィル一行。しかし、アレクセイが夜の町で手に入れたクヴェルの力で使役する二頭のドラゴンを前にして、逆にウィル達は窮地に追い込まれる。本来は魔物避けであるクヴェルを卵形のクヴェル(エッグ)で増幅したらしい。 229 サガフロンティア2 04/11/20 23 45 49 ID MbvE6+vH 《ウィル編1238~1239年②》 危機を救ったのはニーナだった。彼女は自らのアニマを爆発させて、二頭のドラゴンを撃退する。ドラゴンを失ったアレクセイはウィルの攻撃を受け、奈落の底へと落ちて行った。 アニマを爆発させたニーナは、手厚い看護の甲斐なく、その後自宅でひっそりと息を引き取る。仇討ちの代償は余りにも大きかった。1239年、ウィリアムは19歳。奇しくもギュスターヴと同じ年に彼は「母親」を失ったのだった。 叔母を亡くして間もなく、ウィルは街中である悪寒に襲われる。アレクセイと会った時に感じたあの違和感である。悪寒と卵形のクヴェル(エッグ)との関連性に気付いたウィル。彼の生涯をかけたエッグ追跡行の始まりであった。 補足① ウィルはエッグ自身を感知しているわけではなく、エッグに吸収された父のアニマを感知しているらしい。 補足② コーデリアを潜入させると最終的に手下に殺害される。潜入させていなければその後もパーティーの一員として参加し、後にウィルの妻となる。ちなみに1238年にコーデリアが死亡した場合、ウィルの妻になるのはラベール。 230 サガフロンティア2 04/11/21 00 31 34 ID Ge7NyhGE 《ウィル編1246~1247年①》 クヴェル探索や鉱山の鉱脈探しなどで徐々に名声を得て来たウィルであるがもっと大きな仕事をしてみたいという意欲が出ていた。そこでナルセスは術発祥の地ヴァイスラントの探掘を提案。彼らはそれに乗ることにした。しかしナルセス自身は高齢を理由に目的地への同行を最後に引退することを決めていた。 ヴァイスラントは東大陸南部の寒冷地帯であり、そこへ至るには難所グラン・ヴァレを越える必要がある。ラウプホルツ公が安泰でいられるのはグラン・ヴァレのおかげである。 グラン・ヴァレには巨大な吊り橋が掛かっているが莫大な通行税がかかっており、谷を通るしかない。ウィル一行は弓使いのラベールと共に、谷を越えた。ラウプホルツを経てヴァイスラントへ。ナルセスとは既に別れ、新しくパトリックという仲間を加えた一行は、雪深い寒村に到着する。 村に着いた一行はラベールという弓使いの少女と、彼女の兄であるウィリアムと出会う。ウィリアムはディガーでの成功を目指すために故郷を捨てていた。ラベールが冒険者になったのは兄を故郷へ連れ戻すためである。兄を罵倒するラベールを一顧だにせず、ウィリアムは自身が発見したメガリス探検の協力をウィル達に求めてくる。 239 サガフロンティア2 04/11/21 11 33 58 ID Ge7NyhGE 《ウィル編1246~1247年②》 氷のメガリスは村から更に南に下り、氷河の向こう側に存在する。ウィリアムは以前からそれを発見していたが、一人では危険なので手を拱いていたのだ。 氷河を渡って内部を捜索し、最深部に至るウィル一行。すると、突然全員が不調を訴え出す。メガリスが影響を与えているのは明らかであった。意識が遠退く中、ウィルはただひたすら仲間を救い出すことだけを一心になって考えていた。 意識がはっきりと戻ったとき、ウィルは仲間と共に最深部の部屋から出ていた。全く記憶はないが仲間を救い出したのはウィル自身だという。気がつくとウィルの手にはクヴェルが握られていた。 危険を感じたウィルは仲間達に最深部へ行くことを禁じる。しかし、ウィリアムには一つの確信があった。このメガリスは自分の思念を実体化する作用を持っている。とすれば…。 最深部に到達したウィリアムはウィルの制止を振り払い、叫んだ。「俺はタイクーンだ!」と。その瞬間、ウィリアムのアニマは暴走、巨大な獣の姿に変貌を遂げた。ウィルは分不相応な願いは危険だと予感していたのだ。 魔物と化したウィリアムの追撃を振りきってメガリスを脱出したウィル一行。後に、ウィルはメガリス探検の功績を讃えられ、タイクーンと呼ばれるようになる。ウィリアム・ナイツ、27歳。 240 サガフロンティア2 04/11/21 11 58 18 ID Ge7NyhGE 《ウィル編1256年》 結婚を機に住居をワイドに移したウィル。彼は久しぶりにヴェスティアを訪れる。目的はエッグ。アニマ教徒がエッグを所有している噂を聞き付けてきたのだ。 アニマ教はアニマ至上主義を訴えるカルト集団の一つであり、ハンの遺跡を根城としている。ウィルは、かつて共にメガリスを探検した仲間であるタイラーとパトリックに、ヴィジランツであるレイモンを加え、アニマ教団へ潜入する。 時を同じくして、大きな動きがフィニー王国内で起きていた。ギュスターヴはフィリップ2世暗殺の首謀者をアニマ教団と断定。盟友であるケルヴィンの制止を無視して討伐軍をハンに差し向けていたのだ。 ウィルはエッグの存在を感知しながらもギュスターヴ軍にアニマ教団員として追われたため、結局エッグを見つけ出すことができなかった。 242 サガフロンティア2 04/11/21 12 47 33 ID Ge7NyhGE 《ウィル編1257年》 今度は海賊が卵型のクヴェルを所有しているという噂が流れはじめるようになる。それに対してウィルはクヴェルが「夜の町」にあるというデマを海賊に流す。手段を選ばないウィルを制止しようとするナルセス。ウィルの真意を汲んだタイラーはパトリックとレイモンを連れて「夜の町」へと向かう。 「夜の町」では、ギュスターヴの軍兵が町の要所に潜んで海賊の襲撃を待ち構えていた。ウィルはギュスターヴと接触して彼の軍隊を町の防衛に動かしていた。タイラーは安心すると同時に、ギュスターヴ自ら直接討伐に乗り出してきていたのに驚くのであった。 ウィルは海賊が夜の町を襲う隙をついて海賊船に侵入する。船はギュスターヴ軍の反撃を聞き付け、沖へと出始めていた。逃走を図る海賊船を嵐が直撃する。 嵐で激しく揺れる甲板上でエッグの存在を感知したウィルは一人の海賊に接近する。やはり、海賊がエッグを持っていたのだ。ウィルが彼の手からエッグを海に叩き飛ばすと、海賊は泳げない身であるにも関わらず、嵐の海中へと飛び込んで行った。これもエッグの魔力が成せる業なのか。 今度こそエッグを処分したと確信するウィル。 「父さん…」 彼はまさに沈み行く海賊船と運命を共にしようとしていた。37歳のことである。 249 サガフロンティア2 04/11/21 15 04 04 ID Ge7NyhGE 《ウィル編1275~1276年》 1275年、術士エレノアは東大陸中央部にある樹海にいた。彼女の専攻は古代文明であり、樹海には古代帝国時代の街の遺跡があるが、街の調査が目的ではなかった。 彼女に同行するのはヴィジランツのパトリックとレイモン。そしてディガーのリッチ。彼等には冒険の目的が知らされず、文句たらたらである。彼女は地図を頼りに街で一番高い建造物を探しだし、そこへ登ることを指示した。指示通り街の高台を見つけるとエレノアはスヴェルドルフ鉱山の方角を見つめ、何かを確認していた。 スヴェルドルフは様々な感応石を産出し、世界でも有数の鉱山である。しかし乱開発が祟り、1251年に大規模な落盤事故が生じてからは採掘が止まっている。ちなみにウィルも鉱脈探しに関わっていた。 エレノアの目的は鉱山の調査で依頼主はヤーデ伯ケルヴィン。背景にはカンタールとの政争がある。 1244年鉱山にモンスターが発生した事案からモンスターが侵入する入口から鉱山を調査することにした。エレノアはその入口を確認するために高台を探したのだ。 鉱山を調査し、再発掘の是非を判定すると、鉱山の近くに巣くうガーゴイルを撃退し、任務を終えた。 251 サガフロンティア2 04/11/21 15 36 39 ID Ge7NyhGE 《ウィル編1277年》 リッチに依頼が舞い込む。依頼人はナルセス。依頼内容はある孤島にある木の実の採取である。この木の実は非常に希少であり一人で実行すること、秘密を守ることが条件である。 父の事を引き合いに出すナルセスに対し、それを露骨に嫌がるリッチ。どうやら二人は既に面識があるようだ。 ナルセスの依頼を完遂し、ヴェスティアを去ろうとするリッチだが、奇妙な悪寒に襲われる。その直後、目の前の少女がリッチに語りかける。 「ウィリアム・ナイツは知りすぎた」 少女は卵形の物体を抱いていた。彼はそれを初めて見たが、何であるかは容易に想像できた。 リッチはワイドの実家に戻り父を問い詰める。それを聞いた父親は驚き、発見したいきさつを逆に聞いてきた。父親の名はウィル。海賊船から生還した彼は今でもエッグを追っていた。 「あれは危険なものだ。所有者は殺さねばならない」 それを聞いた息子リチャードは反発し、家を飛び出していく。 リッチは女子どもに危害を与えるのを良しとしない性格であると同時に父の名声に負けないディガーを目指していた。反発も当然である。 その後彼はヴェスティアを訪れたが少女の姿はなかった。ナイツ一族とエッグとの戦いが再び始まった瞬間である。ウィル57歳、リッチ22歳。 255 サガフロンティア2 04/11/21 18 06 11 ID Ge7NyhGE 《ウィル編1280年》 リッチはなけなしの金をはたいて単身ノースゲートへやって来た。ノースゲートは開拓が始まったばかりの北大陸、港付近に位置する町である。 父は成功者であるが、父に頼るのは己が許さなかった。従ってリッチに金銭的な余裕は無い。北大陸へ来たのは未開の地であり、人が入り込んでいないからである。 町で化石の洞窟の話を聞いたリッチは大ミミズの襲撃で町を失ったディアナを半ば強引に加え、そこへ向かうことにした。しかし所詮戦力不足でモンスターには歯が立たない。 仕方なく酒場に戻るとエレノアとレイモンがいた。彼女たちも北大陸で一儲けを考えているようで、利害の一致したリッチ達は再びパーティーを組み、洞窟へ入った。 洞窟内部は化石だけでなく冒険者の遺骸で溢れていた。中には化石そのものに生命が宿っていたり、遺骸がゾンビとなって襲いかかってきた。 リッチ一行は最深部では命を得た恐竜の頭部の化石を撃退。奥にある大量の鉱石とチップを発見。一山当てることに成功した。リッチ25歳。 256 サガフロンティア2 04/11/21 18 29 56 ID Ge7NyhGE 《ウィル編1290年》 リッチはノースゲートに拠を構え、ディガーとして生活をしていた。彼は女性にはだらしがなかった所があったようで、遠征先では色々と女性にちょっかいを出していたようである。 そんな彼にも年貢を納めるときが来た。同居していたディアナが妊娠したのである。流石に観念したリッチ。そのとき一人の女性が通り過ぎ、リッチはかつて感じた悪寒に襲われる。エッグとの再会である。 エッグを持っていたのはかつてヴェスティアで出会った少女ミスティであり、妖艶な女性に成長していた。 ミスティに詰め寄るリッチ。しかし彼女はリッチを相手にしない。 エッグの所有者が何かを仕出かすのは正義感が許さなかったが、女性を傷つけるのは己の主義が許さない。そんな彼の心を見透かしミスティは挑発する。 「お呼びじゃないのよ、カス野郎」 リッチは歯噛みしながらも立ち去るしかなかった。 危険を感じたリッチは身重のディアナを説得し、父の住むワイドへ避難させた。リッチ35歳。 258 サガフロンティア2 04/11/21 18 58 18 ID Ge7NyhGE 《ウィル編1290~1291年①》 ノースゲートで突如昏睡状態へ陥る奇病が流行する。リッチはエッグが関わっていると直感。ミスティの後を追う。彼女は化石の洞窟へ向かっていた。 洞窟で対峙する二人。ミスティは化石の怪物をけしかけてきた。奇病はやはり彼女が引き起こしたもので、住人のアニマを吸い取り、化石に与えていたのだ。 それを撃退するリッチ。ミスティは逃げ出すが、彼女の心に微妙な変化が生じていた。 1291年、ミスティはリッチにメッセージを送る。奥地の開拓村で待つと。リッチは悩む。このままエッグの追跡をやめ、妻子と暮らすべきではないかと。だが、その迷いを自らの正義心で押し切り、奥地へ向かう。 ミスティは開拓村にはいなかったが更に奥地のメガリスへ向かったという情報を得たリッチは足を進める。はたしてミスティは虫がたむろするメガリスの奥で待っていた。 ミスティの企みを図りかねていたリッチは彼女を問い質す。 ミスティ 「あなたの強さを見て思ったの。あなたが欲しい」 リッチ 「何くだらねぇことを言ってるんだ。本当の狙いを吐けよ」 彼女の狙いはまさにその言葉通りであったのだがリッチは気付く筈もない。 259 サガフロンティア2 04/11/21 19 43 21 ID Ge7NyhGE 《ウィル編1290~1291年②》 リッチは迷わなかった。襲いかかる虫を撃退し、ミスティを剣で貫く。絶命するミスティ。彼女は最期に 「エッグを受け取りなさい エッグはお前の物、そしてお前のアニマは私も…」 と呟き、息絶えた。 その瞬間、エッグはミスティを吸収し、リッチの手許に移っていた。 リッチは瞬時に理解した。ミスティはリッチに自分を殺害するように仕向けたのだ。 化石獣を倒したリッチを見たエッグは彼、いやナイツの一族を優れたアニマの所有者であることを確認。新たなる依代としてリッチを選んだのだ。 もしかしたらミスティもリッチに特別な感情を抱いていたのかもしれない。リッチと一体になりたいがために取った行動なのか。 「おまえの言いなりになるかっ!俺はリチャード・ナイツだ!!」 エッグに抗えないことを悟ったリッチはエッグを抱えたまま虚空に身を躍らせた。死の間際、リッチは妻とまだ見ぬ子の事を考えていた。 時を同じくしてディアナはワイドにあるウィル宅で女児を出産した。 ウィルは初孫である彼女に「ヴァージニア」と命名した。 ウィル71歳、リッチ36歳。 273 サガフロンティア2 04/11/21 23 01 36 ID Ge7NyhGE 《ウィル編1305年①》 ジニーことヴァージニア・ナイツは1291年ワイドにて父リチャード、母ディアナとの間に生まれる。 ジニーは帰らぬ父を待ちながら母と祖父ウィルに育てられる。特にウィルの影響を受け、彼を尊敬すると同時に次第に彼女も冒険者として旅立つ事を夢見ることになる。 彼女が旅立つきっかけが訪れたのは1305年、ジニー14歳の時である。 ウィルはヴァンアーブルの使者ミーティアの依頼を受け、フィニー王国の街テルムへと旅立って行った。ジニーは祖父を追い掛けるべく夜中に家を抜け出した。 ワイド(南大陸)からテルム(東大陸)へ行くためには海路を経る必要があるがジニーは無許可で乗船したため、密航者として捕まってしまう。密航の罪は重く、船長権限で海に投げ込まれるのが慣例であるが、ジニーが子供であることからノースゲートで売られることとなった。 船倉に閉じ込められ、途方に暮れるジニー。そんなジニーを救ったのはプルミエールであった。彼女はジニーを船倉から出すと自分の部屋に匿ったのである。 こっそり港から出ようとする二人を見つけた船長はプルミエールと口論になるが、通りがかりの冒険者ロベルトの仲裁もあり、事なきをえた。 280 サガフロンティア2 04/11/22 21 17 39 ID VpMf3EvS 《ウィル編1305年②》 ジニーの乗った船はテルムのある東大陸ではなく、北大陸へ向かう便であった。まるで逆方向の船に乗ってしまったジニー。一文無しの彼女は帰りの船賃を稼がなければならない。 ジニーは船内で助けてくれたプルミエールとノースゲートで出会ったロベルト、そしてロベルトの相棒グスタフとパーティーを組み、船賃を稼ぐことにした。 まず手始めに北大陸で暴れ回る大ミミズの巣を探索し、クヴェルを発見。ひとまずは成功を見る。冒険を楽しむジニーであるが、そこへロベルトがメガリスの情報を仕入れてきた。 グスタフは慎重論を唱えるが、特に目的は無く暇を持て余していたジニー達はその話に乗る。 巨虫のメガリスは最北端にある開拓村から更に北に位置する。だが、開拓村で気になる噂を聞く。メガリスへ向かった美女が還らなかったらしい。 「…事件の臭いがする…」 そんな親父臭いロベルトの言葉を軽く流し、メガリスへと向かった。 メガリスにはクヴェルはなかったがジニーは谷底で道具袋を発見し、愕然とする。 「リチャード・ナイツ」 袋にはそう書いてあった。 そうここはリッチ終焉の地であった。父の死を確信したジニーはただ泣くのみであった。 282 サガフロンティア2 04/11/22 22 01 52 ID VpMf3EvS 《ウィル編1305年③》 ウィルはジニーからの連絡を受け、ノースゲートへやって来た。祖父に泣き縋るジニー。息子の死を知らされたウィルはジニーにエッグの話をする。ジニーはウィルの冒険話を聞きながら育ったが、初めて聞くものであった。 テルムに赴いたウィルはヴァンアーブルから正式に依頼を受ける。内容はギュスターヴと称する偽者の調査。どうやら彼はエッグを持っているらしいのだ。ちなみにヴァンアーブルはウィルと交流があり、エッグの存在を知っている。 当時、ギュスターヴと自称する男はハン・ノヴァでチャールズを破って以来、熱狂的な支持を得て迎えられていた。そして多くの民衆が彼を慕い、義勇兵としてハン・ノヴァへ集結しつつあった。 彼がエッグの所有者だとしたら…。ウィル一行はヴァンアーブルの弟子ミーティアと共にハン・ノヴァへ潜入し、事の真偽を確かめることにした。 ハン・ノヴァはギュスターヴの死後、権勢を奮ったカンタールに放置され、空白地域となっていた。よって度々野盗やモンスターによる襲撃を受け、治安は悪化していた。 そんな事情から民衆の権力への反抗心は強く、同時にギュスターヴへの尊敬の念は強い…そんな土壌が培われていた。 283 サガフロンティア2 04/11/22 22 36 26 ID VpMf3EvS 《ウィル編1305年④》 志願兵に紛れ込み、ハン・ノヴァへ潜入したジニー一行。中央広場で凱旋する「ギュスターヴ」を監視する。すると、ウィルとジニーはすぐに感じた。あの例の悪寒である。間違いなくヤツはエッグを所有している。 だが逆にナイツ一族のアニマを感知した「ギュスターヴ」はエーデルリッターのサルゴンに追撃を命ずる。彼は「ギュスターヴ」によって見出だされた最初のエーデルリッターであり、既に人間ではなかった。 1305年、サウスマウンドトップの戦い勃発。エーデルリッターの追撃を辛くも逃れたジニー一行はハン・ノヴァ郊外の丘で戦いを見守っていた。 状況はデーヴィド率いる西方軍が偽ギュスターヴ軍本隊と交戦していたが、挟撃担当の南方軍が到着するまで保つかは微妙な状況であった。 グスタフはいても立ってもいられなくなり、助勢に向かうことにした。そしてヴァンアーブルはグスタフに一振りの大剣を手渡す。 実はグスタフとヴァンアーブルは旧知の間柄であった。 287 サガフロンティア2 04/11/22 23 04 53 ID VpMf3EvS 《ウィル編1305年⑤》 ヴァンアーブルはシルマールの弟子であり、ギュスターヴの下にいたことがある。ギュスターヴが南方の砦で最期を迎えたあの日、彼もそこにいたのだ。 フリンによって窮地を逃れたヴァンアーブルは後日ギュスターヴを探したが遂に彼を発見することは出来なかった。 (ギュスターヴの後継者を名乗る者が後を断たなかったのは、彼の遺体が発見されずまた、女性関係が派手であったのに関わらず公式には子を残していないことからきている。) また、グスタフの本当の名はギュスターヴであり、ケルヴィンの次男フィリップ3世の子である。彼も父同様ファイアブランドを継承し、フィニー国王を継ぐ条件を満たしている。 しかし、父フィリップ3世はある事件で死亡する。しかもそれは兄チャールズとの関係が芳しくなくなかったことが遠因となっているらしい。それがもととなり、グスタフは出奔する。 ヴァンアーブルはギュスターヴ終焉の地に残されていたギュスターヴの剣を本来15世を名乗る筈であったであろうグスタフに手渡したのだ。グスタフは颯爽と従兄弟であるデーヴィドを救いに行った。 一方プルミエールはグスタフを見てある葛藤と戦っていた。 288 サガフロンティア2 04/11/22 23 37 09 ID VpMf3EvS 《ウィル編1305年⑥》 「プルミエール」とは「最初」という意味を持つ。その名は義母が家の復興を願ってつけた名前であり、プルミエールは義母の希望を一心に受けて育った。 しかしプルミエールは義母の本性を知り、軽蔑する。義母は家の復興に執着し、手段を選ばない。たとえ民衆がどんなに苦しもうと。そして自分を家の道具として利用しようとも。 だが、義母は必死であった。必死であったが為に視野が狭くなっていたのだ。彼女の父親は一国を支配するほどの実力者であったにも拘わらず、その息子たちは父の財産に群がるのみである。父の死後、家は没落する。 カンタール9番目の子であり、プルミエールの義母であるヌヴィエムはカンタールの末娘であるプルミエールをオート侯最後の希望として育てた。だがプルミエールは最早オート侯に未練はなかった。 プルミエールは家の誇りなど馬鹿らしいとしか思っていなかった。しかし従兄弟のために戦場に出ていくグスタフを見て何かを感じ取っていた。 サウスマウンドトップの戦いは南方軍の救援が間に合い、偽ギュスターヴ軍は次第に瓦解して行った。デーヴィド連合軍の勝利である。 290 サガフロンティア2 04/11/23 00 45 46 ID f4zIVZAo 《ウィル編1306年①》 サウスマウンドトップの戦いは終結した。しかし「ギュスターヴ」や六人のエーデルリッターは未だ発見されることはなかった。 当然ウィルが追うのは「ギュスターヴ」などではなくエッグである。「ギュスターヴ」一行が北大陸奥地へ向かったとの情報を得たジニー一行は北大陸の未開の地ヘと進む。 「ギュスターヴ」一行は巨虫のメガリスよりもさらに奥、星のメガリスに居た。六人のエーデルリッターもそれぞれのアニマの将魔と化し、侵入者を待ち受けると同時にエッグと一体化すべく時を待っていた。 炎の将魔サルゴンはかつてリッチとパーティーを組んだ時期もあったがそれを知る由もない。 ある将魔は撃退し、ある将魔はやりすごし、ジニー一行はメガリス最深部へ至る。吸収されたのか「ギュスターヴ」の姿は既に無く、現れたのは異形へと変貌したエッグであった。 エッグは生き残った将魔を吸収し力を増しながら襲いかかる。将魔の力が尽きると異形の姿すら捨て、エッグそのものとなり激戦は続く。 291 サガフロンティア2 04/11/23 01 18 23 ID f4zIVZAo 《ウィル編1306年②》 死闘の末エッグは倒れた。遂にナイツ一族とエッグとの因縁は終結したのである。 意気揚々と帰途に着くジニー一行。ところが彼女達の目前にはエッグが転がっていた。しかも片手で持てる程の大きさだったエッグは人間一人分くらいの大きさに「成長」していたのだ。 実はエッグはアニマを吸収する度に大きくなっていた。「ギュスターヴ」と共に星のメガリスへ赴いたのは大量のアニマを吸収するためであった。 「近づくな。アニマを食われるぞ」 もはやエッグに近づくだけで虜になってしまう。ジニー達に取るべき方策はなかった。「彼」以外はそう思っていた。 すると彼--グスタフ--はおもむろにギュスターヴの剣を取り出し、力任せにエッグに叩きつけた。 真っ二つに折れる鋼鉄の剣。 「ギュスターヴ公の剣でもだめか…」 ウィルが諦めかけた瞬間、エッグは跡形も無く消し飛んだ。今度こそ本当にエッグはこの世から姿を消した。 「父さん…」 エッグから解放されるアニマの中に父を見つけ、涙するウィル。彼の旅はようやく終わった。ウィル86歳、ジニー15歳。 ウィル達が立ち去った後には真っ二つに折れたギュスターヴの剣があるのみであった。 ―ウィル編・完― 292 サガフロ2の人 04/11/23 01 28 41 ID f4zIVZAo とりあえずサガフロンティア2はこれでお終いです。 なお、暗殺者ヨハンとかネーベルスタンの晩年とかサルゴンのエーデルリッター入隊(?)のいきさつ等、他にもストーリーはあるのですが、本筋から離れていると判断し、割愛しました。 かなり長い文章になってしまった事をお詫びするとともに、応援していただいた皆様に感謝いたします。
https://w.atwiki.jp/zensensyu/pages/806.html
サガ フロンティア・術 660 名前:水先案名無い人 :2005/08/16(火) 15 29 10 ID P1RCkA7O0 全術入場!! 不死者殺しは生きていた!! 更なる研鑚を積み基本の術が甦った!!! 陽術!! 太陽光線だァ――――!!! 全体攻撃はすでに我々が完成している!! 魔術代表ヴァーミリオンサンズだァ――――!!! 発動しだい貫きまくってやる!! 心術代表 生命波動だァッ!!! 術士の必殺なら我々の威力がものを言う!! 最後の切り札 全消費 塔!!! 真の回復を知らしめたい!! タンザー内 活力のルーンだァ!!! ダメージは1/4だが地獄ならいつでも発動中だ!! 秘術の頂点 愚者だ!!! 『突』対策は完璧だ!! 味方対象 壁のルーン!!!! 全術のベスト・ディフェンスは私の中にある!! 市販の魔術が来たッ サイコアーマー!!! 一発だけなら絶対に敗けん!! 妖魔の防御見せたる ブロークングラス 硝子の盾だ!!! バーリ・トゥード(剣使用)ならこいつが怖い!! 陽術のピュア・ディフレクト 光の剣だ!!! 陽術から炎の嵐が上陸だ!! 市販品 フラッシュファイア!!! ルールの無い魔術合戦がしたいからバックファイア(術にカウンター)をさせたのだ!! ブルーの戦術を見せてやる!!サイキックプリズン!!! めい土の土産に硬化とはよく言ったもの!! 達人の奥義が今 実戦でバクハツする!! 印術 停滞のルーン先生だ―――!!! 七回連続攻撃こそが地上最強の代名詞だ!! まさかこの術がきてくれるとはッッ オーヴァドライブ!!! 闘いたいからここまできたッ 消費一切不要!!!! 時術の上級(非市販)術 タイムツイスターだ!!! オレたちは空術最強ではない市販技で最強なのだ!! 御存知空術 リバースグラビティ!!! 術の本場は今や陽術にある!! オレを超える術はいないのか!! 超風だ!!! 要らなァァァァァいッ説明不要!! 使用不能!!! 王冠目的!!! ゲートだ!!! 陰術は実戦で使えてナンボのモン!!! 超実戦陰術!! ルミナスからシャドウサーバントの登場だ!!! 状態異常はオレのもの 邪魔するやつは思いきり回し思いきりダメージを与えるだけ!! 時術不要統一王者 カオスストリーム 自分を試しに戦場へきたッ!! 石化全術チャンプ 時間蝕!!! ゾズマに更なる磨きをかけ ”スタン”激痛が帰ってきたァ!!! 今の自分に死亡はないッッ!! ブルー・決闘後リヴァイヴァ!!! 決闘後の術が今ベールを脱ぐ!! 命術から サクリファイスだ!!! 4ターン以内の行動でならオレはいつでも全盛期だ!! 燃える印術 魂のルーン 今だと読んで登場だ!!! 本当の効果はどーしたッ 確率の低さ 未だ消えずッ!! 失敗も術攻撃も思いのまま!! 倭人のルーンだ!!! 特に理由はないッ 幻術が強いのは当たりまえ!! 夢幻の一撃にはないしょだ!!! 日の下召喚! リーパーがきてくれた―――!!! 戦闘で磨いた実戦秘術!! タロットのデンジャラス・1 魔術師だ!!! 雑魚相手だったらこの秘術を外せない!! 超A級一撃必殺 死神だ!!! 超一流ヒューマンの超一流の心術だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ 消費二倍の罠!! 覚醒!!! 回復はこの技が完成させた!! 心術の市販技!! 克己だ!!! バランス崩壊が帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ チャンピオンッッ 俺達は君を待っていたッッッタイムリープの登場だ――――――――ッ 加えて戦闘後に備え超豪華なリザーバーを4つ御用意致しました! 石化効果 コカトリス!! 伝統派妖術 幻夢の一撃!! 効率微妙! 生命波動! ……ッッ どーやらもう1つは入手が遅れている様ですが、ネルソンから帰り次第ッ皆様にご紹介致しますッッ ネタはサガフロンティアから。 スマソ、体術などもあるのだが制限のせいで… また今度投下するので頼む。 関連レス 664 名前:水先案名無い人 :2005/08/16(火) 17 20 42 ID CGB6sE890 サガフロキター!!! 消費ゼロが帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ 通常攻撃代わりッッ 俺達は君を待っていたッッッ切り返しの登場だ――――――――ッ やべぇ、確かに凄くお世話になってた^^特に幻魔持ちが。 アセルス編で早期入手しても、通常はWP4も使うから切り返しやなぎ払い覚えるまで使いにくいしな。 665 名前:水先案名無い人 :2005/08/16(火) 22 06 50 ID AlG3qyKv0 要らなァァァァァいッ説明不要!! ブルージュ吹いた コメント 名前
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/320.html
サガ nbsp; フロンティア2 Part10-209・211~212・216~219・221~222・226~230・239~240・242・249・251・255~256・258~259・273・280・282~283・287~288・290~292 2010年4月1日Wiki直接編集・追記 ---- 209 サガフロンティア2 04/11/19 22 06 26 ID 72KLeqlT 《世界》サンダイル ・東大陸 サンダイルでは最も歴史の深い地域。 北部では四つの侯国で成り立つフィニー王国が治めているが、互いに覇権を争っている。 中部及び南部は王国の支配が及んでおらず、地域の有力者が実権を握っている ・南大陸 ナ国が治めている。東大陸ほど術不能者に対する差別はない。ちなみに北部には二つの属領がある ・北大陸 未開の地。開拓が始まって間もない 《用語説明》 ・アニマ この世界の根底にある重要な概念で、魂のような無形の要素。万物に宿っていると考えられている。 術の発動と深い関わりがあり、アニマが弱い人間は術をろくに使えず「不能者」として差別の対象となっている。 ・クヴェル 先行文明の遺物。アニマを無限に引き出すことができ、一部地域を除いて貴重な品として扱われる。 なお、クヴェルを模したものをツールと呼び、こちらは引き出せるアニマが有限である ・鉄(をはじめとする多くの金属) アニマの力を阻害する性質があり、術至上主義が蔓延する時代では忌み嫌われている ・メガリス 先行文明の遺跡のこと。各地に点在し、それぞれ特徴にちなんで「氷のメガリス」などという呼称のされ方をする ・エッグ 思念を持っている卵形のクヴェル。手にした者の意志を支配し操る力を持ち、ある目的のため行動を起こす。 所持者が死亡するとエッグはそのアニマを吸収し、次の宿主を求める 211 サガフロンティア2 04/11/20 01 00 59 ID MbvE6+vH *《ギュスターヴ編・1220~1239年》 1220年、フィニー国王ギュスターヴ12世により東大陸北部は統一された。それと時を同じくして長男ギュスターヴ13世が誕生。12世は息子を後継者とすべく期待を寄せていた。 フィニー王国は後継者が七歳になると王位継承に必須の手続きである「ファイアブランドの儀式」を行う。平易と思われていた儀式だったが、ギュスターヴがまさかの術不能者であった事により失敗(ちなみにギュスターヴはアニマが弱いどころか全く無いらしく、かなり異質な存在だった)。 失望した12世は息子の廃嫡を決め、それに反対した妻ソフィーともども身分を剥奪して城から追放した。 始めは城下の貧民街に暮らしていた二人であるが、暗殺を恐れ、ギュスターヴの家庭教師を務めていたシルマールと共に南大陸のナ国へ亡命することになる。 ナ国の庇護の下、劣等感にまみれ荒んだ毎日を送るギュスターヴ。日頃の欝憤をおなじ術不能者であるフリンにぶつけ、そのことをレスリーという少女によく咎められていた。 1233年、彼はヤーデ伯領地にて出会った「鉄」に興味を持ち、鋼製武器の製作に没頭するようになる。術の使えないギュスターヴは次第に己の力に頼みを置くようになり、後に盟友となるケルヴィンとともに自作の鉄製武器で盗賊を撃退してからは、更に自信を深めていくようになる。 1239年、最大の理解者であった母親のソフィーが死去。ギュスターヴは19歳。 212 サガフロンティア2 04/11/20 02 45 47 ID MbvE6+vH *《ギュスターヴ編1240~1248年》 1240年、20歳になったギュスターヴはワイド侯のもとへ足繁く通っていた。ワイド侯は愚鈍な領主で父である前領主に従っていた有能な家臣を信用せず、巧みに取り入ったギュスターヴの姦言に乗せられて、彼らを遠ざけてしまっていた。 将軍の地位にあったネーベルスタンはギュスターヴ排斥の注進を聞き入れられなかったことに抗議し、場内への出仕を拒否していたが、それはギュスターヴの目論見通りであった。ギュスターヴはその間隙を縫ってワイド侯を監禁。ケルヴィンを動かしてヤーデ全軍を城下に導きワイド侯の領地を全て乗っ取った。 1245年、父であるギュスターヴ12世が急逝。後妻の子(彼にとって異母弟)14世が跡を継ぐことになっていた。それに対してギュスターヴは自身の王位継承権を主張。1247年、20年振りに東大陸に舞い戻る。1248年、バケットヒルの戦いが勃発。13世側は精鋭部隊鋼鉄軍の活躍や、ネーベルスタン将軍とケルヴィン・ヤーデ伯のバックアップを受けたのに対し、14世側はオート侯カンタールが傍観、14世の異母兄ノール侯フィリップも積極的に戦闘には関わらず、あっさりと決着がついた。捕らえられた14世は処刑され王位継承戦争は幕を閉じた。ギュスターヴは28歳になっていた。 216 サガフロンティア2 04/11/20 15 39 41 ID MbvE6+vH *《ギュスターヴ編1248~1249年》 ギュスターヴ12世には四人の子どもがいた。ソフィーとの間に長男ギュスターヴ13世、次男フィリップ、長女マリー、後妻との間にギュスターヴ14世である。フィリップはノール地方治め、マリーはオート地方を治めるカンタールのもとへ嫁いでいる。14世はバケットヒルの戦いで敗死した。フィニー王国の実権を握ったギュスターヴのもとへ続々と使者が来る中、オート侯カンタールは妻マリーを、ノール侯フィリップは直接本人が使者として参上した。実に20年振りに兄弟と再会することとなる(この時ケルヴィンはマリーに淡い恋心を抱いている)。 だがケルヴィンやネーベルスタンはフィリップを警戒していた。兄が儀式に失敗したことで母親を失い、同時に父からも相手にされなくなったからである。それは確かに幼なかったフィリップの心に強烈なトラウマとして残っていた。 謁見に至るやいなやギュスターヴに剣を突き付けるフィリップ。一触即発の空気のなか、フィリップはギュスターヴに宿る母ソフィーのアニマを見て、暗殺を断念する。かくして兄弟は和解したのであった。1249年ギュスターヴは南部への進行を始め、拠点となる都市ハン・ノヴァの建設に着手した。29歳のことである。 217 サガフロンティア2 04/11/20 16 10 56 ID MbvE6+vH *《ギュスターヴ編1250~1256年》 フィニー城下では国王の不在に不安を抱く者が数多くいた。ギュスターヴに実権があるものの、あくまでも正式な手続きを経ていないため、国王ではないのだ。手続きとは無論ファイアブランドの儀式である。 1250年、フィリップは兄の代わりに儀式を受けるも失敗。それも当然のことで七歳までに儀式を受けないとファイアブランドが暴走するからである。大火傷を負い、落ち込むフィリップではあったがまだ希望が残っていた。フィリップには息子のフィリップ2世がおり、ギュスターヴはその子に儀式を受けることを勧めたのである。 1255年、フィリップ2世の儀式は成功に終わった…かに見えた。儀式の直後、2世が暗殺者の凶刃に倒れたのである。愛息の死を前にフィリップは発狂。ファイアブランドを手にして暗殺者をなぎ払った彼は、暴走をはじめた炎の剣に自身のアニマを呑み込まれモンスターの姿に変貌する。火竜に身を落としたフィリップは息子の亡骸を抱えて、いずこかへと飛び去っていってしまった。 フィリップ2世暗殺の首謀者は遥として判明しなかった。ギュスターヴはアニマ教徒の犯行と断定。教団が本拠地としていたハンの遺跡を襲撃し信者たちをことごとく虐殺した。1256年、ギュスターヴ36歳のことである。その後、フィニー王国で帝位に就く者はいなかったため、事実上1248年以降は国王不在の状態が続くことになる。 218 サガフロンティア2 04/11/20 17 19 17 ID MbvE6+vH *《ギュスターヴ編1269~1271年》 ギュスターヴの東大陸南部進出は順調に進み、空白地帯であった中央部の制圧もほぼ完了した。南方はラウプホルツ公が治めているため、事実上東大陸はすべて彼の統治下に置かれたことになる。ギュスターヴが統治領の最南端にある砦へ視察に赴いた日の夜、彼の砦は襲撃を受けた。ギュスターヴは従者の安全を優先して炎上する砦に残り、そのまま還ってくることはなかった。1269年、享年49歳。 ギュスターヴの死は新たなる戦乱の火種となった。特にケルヴィンとカンタールとの対立は深刻なものであった。この権力闘争を優位に進めていったのはオート侯カンタールである。 カンタールは北部の諸侯の大半を取り込み、ケルヴィンをハン・ノヴァに孤立させた。ケルヴィンはやむなくハン・ノヴァを放棄、ヤーデ伯領地ヘと撤退した。統治者を失ったハン・ノヴァはモンスターの襲撃を受け、壊滅的な被害を残した。1271年、ケルヴィン50歳。カンタール44歳。 追記 カンタールはマリーとの政略結婚で領地を削られていて、フィニー王国に恨みを抱いていたとされる。1250年頃に彼はマリーと離縁している。 219 サガフロンティア2 04/11/20 17 51 22 ID MbvE6+vH *《ギュスターヴ編1288~1292年》 1288年、東大陸北部を治めていたカンタール死去(59歳)。彼には6人の女性との間に23人もの子がいたこともあり、相続争いが発生。次第にオート侯の力も弱まっていった。 ヤーデに雌伏していたケルヴィンは再び東大陸に進出、実権を握る。しかしそれに対抗する勢力が現れる。南部を治めるラウプホルツ公である。 ナ国王ショウの召喚命令で長男チャールズを欠いたケルヴィンではあったが次男フィリップ3世と連携しラウプホルツ軍を破る。これが後にいうソールズベリ平原の戦い(1290年)である。 ソールズベリ平原の戦いで暗躍したのはカンタールの娘ヌヴィエムである。彼女はラウプホルツ公を唆すと同時に、ショウ王にケルヴィンの讒言を働き、召喚命令を出させるに至った。それはひとえに父を犬と侮辱したチャールズとの確執がもととなっていた。結局ケルヴィンは諸侯の盟約を結ぶに至らず、1292年死去。享年71歳。この後、東大陸は明確な統治者を失い混沌の時代が始まる。 補足 マリーはカンタールと離縁した後、ケルヴィンと再婚。二児をもうけた。 兄チャールズはヤーデ伯を、弟フィリップ3世はファイアブランドを継承している。 221 サガフロンティア2 04/11/20 18 32 14 ID MbvE6+vH *《ギュスターヴ編1303~1305年》 東大陸北部では正当な統治者を巡っての覇権争いが続き、人心は疲弊しきっていた。問題を複雑化させたのはナ国ショウ王の介入が原因である。そのショウ王が1303年に死去し、最大の障害が無くなった諸侯は和平会議を開くことになったが、互いに自分勝手な主張をするばかりで議論は平行線を辿った。 北部で諸侯の対立が続くなか、中央の勢力は和平会議を傍観していた。中央部はギュスターヴの死後、放置されていたため、ハン・ノヴァの長老会を中心とした自治政府ができていたのだ。ヤーデ伯チャールズは和平会議で諸侯が釘付けになっている隙をつき、中央を制圧しようと画策。会議を息子のデーヴィドに任せ、反抗するハン・ノヴァの制圧にかかった。 ハン・ノヴァではギュスターヴの子孫を名乗る者と、エーデルリッターと呼ばれる軍団が護衛していた。庶民はギュスターヴ統治下の時代を懐かしみギュスターヴの再来を願っていて、また、ギュスターヴの子孫を名乗る者もあとを絶たなかった。ハン・ノヴァの一団もその一つである。 ハン・ノヴァ制圧に乗り出したチャールズはエーデルリッターの反撃に遭い敗北。自身も戦死する。1305年のことである。 222 サガフロンティア2 04/11/20 18 57 45 ID MbvE6+vH *《ギュスターヴ編1305~1306年》 ヤーデ伯チャールズ敗死の報告は諸侯に衝撃をもたらした。ギュスターヴを名乗る偽者の軍団にヤーデ伯が敗れたことで、庶民のギュスターヴに対する渇望が嫌というほど分かったからである。このままでは自分達の立場が危うくなる。 ヤーデ伯を相続したデーヴィドは議会で自ら譲歩を示すことで各諸侯をまとめ上げ、偽ギュスターヴ軍の討伐に乗り出した。 1305年サウスマウンドトップの戦い勃発。連合軍は北・南・西からハン・ノヴァを包囲。北方軍は偽ギュスターヴ軍の分隊に敗れたものの、デーヴィド率いる西方軍が足留めをする隙にラウプホルツ公率いる南方軍で挟み打ちにする戦法でエーデルリッターの本隊を破り、からくも勝利した。1306年、デーヴィドの尽力で初の平和条約であるハン・ノヴァ条約が成立。サンダイルにようやく平和が戻ったのである。 *―ギュスターヴ編・完― 226 サガフロンティア2 04/11/20 22 06 09 ID MbvE6+vH *《ウィル編1220~1235年》 ウィリアム・ナイツは1220年ディガーである父ヘンリーとキャサリンとの間に生まれる。その生誕日はギュスターヴ13世とはたった三日違いである。7歳で両親を失った後、叔母夫婦ポール、ニーナに育てられ、父のようにディガーの道を志すことになる。ちなみにディガーとはクヴェルを発掘する冒険者のことである。15歳になったウィルはディガーとしてデビューすべくヴェスティアへ旅立った。 ヴェスティアは東大陸中央部、アナス川流域にある町で冒険者の拠点となっている。町に着いたウィルは冒険者のほとんどが別のディガーの護衛(ヴィジランツ)として出発したあとで途方にくれる。ウィルは同じく遅れて酒場にやって来た新米女性ヴィジランツ・コーデリアと、どこか言葉に刺のある術士ナルセスとパーティーを組みハンの遺跡を探索することした。 ハンの遺跡はかつてサンダイルを統治していた古代帝国の廃墟であり、度重なる盗掘から見るべき物は少ないと推測された。ただ現在は魔物の巣窟であり、人が入り込めないことから可能性がないわけではなかった。遺跡でタイラーという巨漢を加えた一行は、遺跡のなかで三つのクヴェルを発見。初めての探索を見事成功でおさめた。 227 サガフロンティア2 04/11/20 22 49 56 ID MbvE6+vH *《ウィル編1236年》 ハンの遺跡探索の際、ウィルはアレクセイ・セルゲンの噂を聞く。アレクセイは最近ヴェスティアを根城としているディガーで、噂の内容は彼の悪辣なやり口であった。しかし、ウィルが気にしたのはアレクセイ自身の動向である。ウィルの両親は何者かに殺害されており、アレクセイは父と交流があった。従ってアレクセイは両親の死の真相を知っているのではないか…。ウィルはこう考えていた。叔母のニーナと相談した結果、彼女から南大陸の大砂漠へ行くことを提案される。かつて父ヘンリーはセルゲン兄弟と砂漠のメガリスを探索し、卵形のクヴェルを持ち帰ったという。 ハンの遺跡で協力した仲間とニーナを伴い、砂漠のメガリスを調査しにオアシスの町フォーゲラングで聞き込みを行う。メガリスは異様さだけが残るのみで何の痕跡も得られなかったが、フォーゲラングでの聞き込みである程度の収穫はあった。かつてヘンリーはメガリスの発掘に反対していたが、セルゲン兄弟はそれを強行したという。その後、アレクセイの弟が卵形のクヴェルを持って暴れ出しフォーゲラングに多大な被害を出して死亡。アレクセイは町を破壊した罪で投獄され、その間に、ヘンリーは問題となったそのクヴェルを持ち帰った。分かったことはそれだけである。 228 サガフロンティア2 04/11/20 23 25 20 ID MbvE6+vH *《ウィル編1238~1239年①》 埒があかないと判断したウィルはアレクセイに接近することを決意。ただ、ウィルとニーナは面識があり警戒される。よって仲間の一人を潜入させ、動向を探らせることにした。 アレクセイは通称「夜の町」でクヴェルを探していた。仲間の連絡を受けたウィルはアレクセイが一人になったところを見計らい、彼に詰め寄った。その瞬間、奇妙な悪寒に襲われるウィル。アレクセイは卵形のクヴェルを持っていた。違和感に戸惑いつつアレクセイを詰問する。「父を殺したのはお前か?」と。しかし、アレクセイはヘンリーを刺したのはウィルの母キャサリンだと言い放ち、ウィルはその言葉に衝撃を受ける(事実ではあるが、それはヘンリーからエッグを引き離すための行動で、致命傷とならないよう刺している。エッグを落とさせることに成功し、後はアレクセイが回収する算段だったが、エッグを手にしたことで負の感情を増幅したアレクセイは二人を殺害。というのが真相)。 一方、潜入した仲間はアレクセイ一味と連携し、夜の町にあるクヴェルを見つけ出す。クヴェルを手にしたアレクセイはミカゲの石切り場に向かった。命が惜しければついてくるなと言い残して。石切場跡地向かったウィルは、洞窟の奥でアレクセイを追い詰めるウィル一行。しかし、アレクセイが夜の町で手に入れたクヴェルの力で使役する二頭のドラゴンを前にして、逆にウィル達は窮地に追い込まれる。本来は魔物避けであるクヴェルを卵形のクヴェル(エッグ)で増幅したらしい。 229 サガフロンティア2 04/11/20 23 45 49 ID MbvE6+vH *《ウィル編1238~1239年②》 危機を救ったのはニーナだった。彼女は自らのアニマを爆発させて、二頭のドラゴンを撃退する。ドラゴンを失ったアレクセイはウィルの攻撃を受け、奈落の底へと落ちて行った。 アニマを爆発させたニーナは、手厚い看護の甲斐なく、その後自宅でひっそりと息を引き取る。仇討ちの代償は余りにも大きかった。1239年、ウィリアムは19歳。奇しくもギュスターヴと同じ年に彼は「母親」を失ったのだった。 叔母を亡くして間もなく、ウィルは街中である悪寒に襲われる。アレクセイと会った時に感じたあの違和感である。悪寒と卵形のクヴェル(エッグ)との関連性に気付いたウィル。彼の生涯をかけたエッグ追跡行の始まりであった。 補足① ウィルはエッグ自身を感知しているわけではなく、エッグに吸収された父のアニマを感知しているらしい。 補足② コーデリアを潜入させると最終的に手下に殺害される。潜入させていなければその後もパーティーの一員として参加し、後にウィルの妻となる。ちなみに1238年にコーデリアが死亡した場合、ウィルの妻になるのはラベール。 230 サガフロンティア2 04/11/21 00 31 34 ID Ge7NyhGE *《ウィル編1246~1247年①》 クヴェル探索や鉱山の鉱脈探しなどで徐々に名声を得て来たウィルであるがもっと大きな仕事をしてみたいという意欲が出ていた。そこでナルセスは術発祥の地ヴァイスラントの探掘を提案。彼らはそれに乗ることにした。しかしナルセス自身は高齢を理由に目的地への同行を最後に引退することを決めていた。 ヴァイスラントは東大陸南部の寒冷地帯であり、そこへ至るには難所グラン・ヴァレを越える必要がある。ラウプホルツ公が安泰でいられるのはグラン・ヴァレのおかげである。 グラン・ヴァレには巨大な吊り橋が掛かっているが莫大な通行税がかかっており、谷を通るしかない。ウィル一行は弓使いのラベールと共に、谷を越えた。ラウプホルツを経てヴァイスラントへ。ナルセスとは既に別れ、新しくパトリックという仲間を加えた一行は、雪深い寒村に到着する。 村に着いた一行はラベールという弓使いの少女と、彼女の兄であるウィリアムと出会う。ウィリアムはディガーでの成功を目指すために故郷を捨てていた。ラベールが冒険者になったのは兄を故郷へ連れ戻すためである。兄を罵倒するラベールを一顧だにせず、ウィリアムは自身が発見したメガリス探検の協力をウィル達に求めてくる。 239 サガフロンティア2 04/11/21 11 33 58 ID Ge7NyhGE *《ウィル編1246~1247年②》 氷のメガリスは村から更に南に下り、氷河の向こう側に存在する。ウィリアムは以前からそれを発見していたが、一人では危険なので手を拱いていたのだ。 氷河を渡って内部を捜索し、最深部に至るウィル一行。すると、突然全員が不調を訴え出す。メガリスが影響を与えているのは明らかであった。意識が遠退く中、ウィルはただひたすら仲間を救い出すことだけを一心になって考えていた。 意識がはっきりと戻ったとき、ウィルは仲間と共に最深部の部屋から出ていた。全く記憶はないが仲間を救い出したのはウィル自身だという。気がつくとウィルの手にはクヴェルが握られていた。 危険を感じたウィルは仲間達に最深部へ行くことを禁じる。しかし、ウィリアムには一つの確信があった。このメガリスは自分の思念を実体化する作用を持っている。とすれば…。 最深部に到達したウィリアムはウィルの制止を振り払い、叫んだ。「俺はタイクーンだ!」と。その瞬間、ウィリアムのアニマは暴走、巨大な獣の姿に変貌を遂げた。ウィルは分不相応な願いは危険だと予感していたのだ。 魔物と化したウィリアムの追撃を振りきってメガリスを脱出したウィル一行。後に、ウィルはメガリス探検の功績を讃えられ、タイクーンと呼ばれるようになる。ウィリアム・ナイツ、27歳。 240 サガフロンティア2 04/11/21 11 58 18 ID Ge7NyhGE *《ウィル編1256年》 結婚を機に住居をワイドに移したウィル。彼は久しぶりにヴェスティアを訪れる。目的はエッグ。アニマ教徒がエッグを所有している噂を聞き付けてきたのだ。 アニマ教はアニマ至上主義を訴えるカルト集団の一つであり、ハンの遺跡を根城としている。ウィルは、かつて共にメガリスを探検した仲間であるタイラーとパトリックに、ヴィジランツであるレイモンを加え、アニマ教団へ潜入する。 時を同じくして、大きな動きがフィニー王国内で起きていた。ギュスターヴはフィリップ2世暗殺の首謀者をアニマ教団と断定。盟友であるケルヴィンの制止を無視して討伐軍をハンに差し向けていたのだ。 ウィルはエッグの存在を感知しながらもギュスターヴ軍にアニマ教団員として追われたため、結局エッグを見つけ出すことができなかった。 242 サガフロンティア2 04/11/21 12 47 33 ID Ge7NyhGE *《ウィル編1257年》 今度は海賊が卵型のクヴェルを所有しているという噂が流れはじめるようになる。それに対してウィルはクヴェルが「夜の町」にあるというデマを海賊に流す。手段を選ばないウィルを制止しようとするナルセス。ウィルの真意を汲んだタイラーはパトリックとレイモンを連れて「夜の町」へと向かう。 「夜の町」では、ギュスターヴの軍兵が町の要所に潜んで海賊の襲撃を待ち構えていた。ウィルはギュスターヴと接触して彼の軍隊を町の防衛に動かしていた。タイラーは安心すると同時に、ギュスターヴ自ら直接討伐に乗り出してきていたのに驚くのであった。 ウィルは海賊が夜の町を襲う隙をついて海賊船に侵入する。船はギュスターヴ軍の反撃を聞き付け、沖へと出始めていた。逃走を図る海賊船を嵐が直撃する。 嵐で激しく揺れる甲板上でエッグの存在を感知したウィルは一人の海賊に接近する。やはり、海賊がエッグを持っていたのだ。ウィルが彼の手からエッグを海に叩き飛ばすと、海賊は泳げない身であるにも関わらず、嵐の海中へと飛び込んで行った。これもエッグの魔力が成せる業なのか。 今度こそエッグを処分したと確信するウィル。 「父さん…」 彼はまさに沈み行く海賊船と運命を共にしようとしていた。37歳のことである。 249 サガフロンティア2 04/11/21 15 04 04 ID Ge7NyhGE *《ウィル編1275~1276年》 1275年、術士エレノアは東大陸中央部にある樹海にいた。彼女の専攻は古代文明であり、樹海には古代帝国時代の街の遺跡があるが、街の調査が目的ではなかった。 彼女に同行するのはヴィジランツのパトリックとレイモン。そしてディガーのリッチ。彼等には冒険の目的が知らされず、文句たらたらである。彼女は地図を頼りに街で一番高い建造物を探しだし、そこへ登ることを指示した。指示通り街の高台を見つけるとエレノアはスヴェルドルフ鉱山の方角を見つめ、何かを確認していた。 スヴェルドルフは様々な感応石を産出し、世界でも有数の鉱山である。しかし乱開発が祟り、1251年に大規模な落盤事故が生じてからは採掘が止まっている。ちなみにウィルも鉱脈探しに関わっていた。 エレノアの目的は鉱山の調査で依頼主はヤーデ伯ケルヴィン。背景にはカンタールとの政争がある。 1244年鉱山にモンスターが発生した事案からモンスターが侵入する入口から鉱山を調査することにした。エレノアはその入口を確認するために高台を探したのだ。 鉱山を調査し、再発掘の是非を判定すると、鉱山の近くに巣くうガーゴイルを撃退し、任務を終えた。 251 サガフロンティア2 04/11/21 15 36 39 ID Ge7NyhGE *《ウィル編1277年》 リッチに依頼が舞い込む。依頼人はナルセス。依頼内容はある孤島にある木の実の採取である。この木の実は非常に希少であり一人で実行すること、秘密を守ることが条件である。 父の事を引き合いに出すナルセスに対し、それを露骨に嫌がるリッチ。どうやら二人は既に面識があるようだ。 ナルセスの依頼を完遂し、ヴェスティアを去ろうとするリッチだが、奇妙な悪寒に襲われる。その直後、目の前の少女がリッチに語りかける。 「ウィリアム・ナイツは知りすぎた」 少女は卵形の物体を抱いていた。彼はそれを初めて見たが、何であるかは容易に想像できた。 リッチはワイドの実家に戻り父を問い詰める。それを聞いた父親は驚き、発見したいきさつを逆に聞いてきた。父親の名はウィル。海賊船から生還した彼は今でもエッグを追っていた。 「あれは危険なものだ。所有者は殺さねばならない」 それを聞いた息子リチャードは反発し、家を飛び出していく。 リッチは女子どもに危害を与えるのを良しとしない性格であると同時に父の名声に負けないディガーを目指していた。反発も当然である。 その後彼はヴェスティアを訪れたが少女の姿はなかった。ナイツ一族とエッグとの戦いが再び始まった瞬間である。ウィル57歳、リッチ22歳。 255 サガフロンティア2 04/11/21 18 06 11 ID Ge7NyhGE *《ウィル編1280年》 リッチはなけなしの金をはたいて単身ノースゲートへやって来た。ノースゲートは開拓が始まったばかりの北大陸、港付近に位置する町である。 父は成功者であるが、父に頼るのは己が許さなかった。従ってリッチに金銭的な余裕は無い。北大陸へ来たのは未開の地であり、人が入り込んでいないからである。 町で化石の洞窟の話を聞いたリッチは大ミミズの襲撃で町を失ったディアナを半ば強引に加え、そこへ向かうことにした。しかし所詮戦力不足でモンスターには歯が立たない。 仕方なく酒場に戻るとエレノアとレイモンがいた。彼女たちも北大陸で一儲けを考えているようで、利害の一致したリッチ達は再びパーティーを組み、洞窟へ入った。 洞窟内部は化石だけでなく冒険者の遺骸で溢れていた。中には化石そのものに生命が宿っていたり、遺骸がゾンビとなって襲いかかってきた。 リッチ一行は最深部では命を得た恐竜の頭部の化石を撃退。奥にある大量の鉱石とチップを発見。一山当てることに成功した。リッチ25歳。 256 サガフロンティア2 04/11/21 18 29 56 ID Ge7NyhGE *《ウィル編1290年》 リッチはノースゲートに拠を構え、ディガーとして生活をしていた。彼は女性にはだらしがなかった所があったようで、遠征先では色々と女性にちょっかいを出していたようである。 そんな彼にも年貢を納めるときが来た。同居していたディアナが妊娠したのである。流石に観念したリッチ。そのとき一人の女性が通り過ぎ、リッチはかつて感じた悪寒に襲われる。エッグとの再会である。 エッグを持っていたのはかつてヴェスティアで出会った少女ミスティであり、妖艶な女性に成長していた。 ミスティに詰め寄るリッチ。しかし彼女はリッチを相手にしない。 エッグの所有者が何かを仕出かすのは正義感が許さなかったが、女性を傷つけるのは己の主義が許さない。そんな彼の心を見透かしミスティは挑発する。 「お呼びじゃないのよ、カス野郎」 リッチは歯噛みしながらも立ち去るしかなかった。 危険を感じたリッチは身重のディアナを説得し、父の住むワイドへ避難させた。リッチ35歳。 258 サガフロンティア2 04/11/21 18 58 18 ID Ge7NyhGE *《ウィル編1290~1291年①》 ノースゲートで突如昏睡状態へ陥る奇病が流行する。リッチはエッグが関わっていると直感。ミスティの後を追う。彼女は化石の洞窟へ向かっていた。 洞窟で対峙する二人。ミスティは化石の怪物をけしかけてきた。奇病はやはり彼女が引き起こしたもので、住人のアニマを吸い取り、化石に与えていたのだ。 それを撃退するリッチ。ミスティは逃げ出すが、彼女の心に微妙な変化が生じていた。 1291年、ミスティはリッチにメッセージを送る。奥地の開拓村で待つと。リッチは悩む。このままエッグの追跡をやめ、妻子と暮らすべきではないかと。だが、その迷いを自らの正義心で押し切り、奥地へ向かう。 ミスティは開拓村にはいなかったが更に奥地のメガリスへ向かったという情報を得たリッチは足を進める。はたしてミスティは虫がたむろするメガリスの奥で待っていた。 ミスティの企みを図りかねていたリッチは彼女を問い質す。 ミスティ 「あなたの強さを見て思ったの。あなたが欲しい」 リッチ 「何くだらねぇことを言ってるんだ。本当の狙いを吐けよ」 彼女の狙いはまさにその言葉通りであったのだがリッチは気付く筈もない。 259 サガフロンティア2 04/11/21 19 43 21 ID Ge7NyhGE *《ウィル編1290~1291年②》 リッチは迷わなかった。襲いかかる虫を撃退し、ミスティを剣で貫く。絶命するミスティ。彼女は最期に 「エッグを受け取りなさい エッグはお前の物、そしてお前のアニマは私も…」 と呟き、息絶えた。 その瞬間、エッグはミスティを吸収し、リッチの手許に移っていた。 リッチは瞬時に理解した。ミスティはリッチに自分を殺害するように仕向けたのだ。 化石獣を倒したリッチを見たエッグは彼、いやナイツの一族を優れたアニマの所有者であることを確認。新たなる依代としてリッチを選んだのだ。 もしかしたらミスティもリッチに特別な感情を抱いていたのかもしれない。リッチと一体になりたいがために取った行動なのか。 「おまえの言いなりになるかっ!俺はリチャード・ナイツだ!!」 エッグに抗えないことを悟ったリッチはエッグを抱えたまま虚空に身を躍らせた。死の間際、リッチは妻とまだ見ぬ子の事を考えていた。 時を同じくしてディアナはワイドにあるウィル宅で女児を出産した。 ウィルは初孫である彼女に「ヴァージニア」と命名した。 ウィル71歳、リッチ36歳。 273 サガフロンティア2 04/11/21 23 01 36 ID Ge7NyhGE *《ウィル編1305年①》 ジニーことヴァージニア・ナイツは1291年ワイドにて父リチャード、母ディアナとの間に生まれる。 ジニーは帰らぬ父を待ちながら母と祖父ウィルに育てられる。特にウィルの影響を受け、彼を尊敬すると同時に次第に彼女も冒険者として旅立つ事を夢見ることになる。 彼女が旅立つきっかけが訪れたのは1305年、ジニー14歳の時である。 ウィルはヴァンアーブルの使者ミーティアの依頼を受け、フィニー王国の街テルムへと旅立って行った。ジニーは祖父を追い掛けるべく夜中に家を抜け出した。 ワイド(南大陸)からテルム(東大陸)へ行くためには海路を経る必要があるがジニーは無許可で乗船したため、密航者として捕まってしまう。密航の罪は重く、船長権限で海に投げ込まれるのが慣例であるが、ジニーが子供であることからノースゲートで売られることとなった。 船倉に閉じ込められ、途方に暮れるジニー。そんなジニーを救ったのはプルミエールであった。彼女はジニーを船倉から出すと自分の部屋に匿ったのである。 こっそり港から出ようとする二人を見つけた船長はプルミエールと口論になるが、通りがかりの冒険者ロベルトの仲裁もあり、事なきをえた。 280 サガフロンティア2 04/11/22 21 17 39 ID VpMf3EvS *《ウィル編1305年②》 ジニーの乗った船はテルムのある東大陸ではなく、北大陸へ向かう便であった。まるで逆方向の船に乗ってしまったジニー。一文無しの彼女は帰りの船賃を稼がなければならない。 ジニーは船内で助けてくれたプルミエールとノースゲートで出会ったロベルト、そしてロベルトの相棒グスタフとパーティーを組み、船賃を稼ぐことにした。 まず手始めに北大陸で暴れ回る大ミミズの巣を探索し、クヴェルを発見。ひとまずは成功を見る。冒険を楽しむジニーであるが、そこへロベルトがメガリスの情報を仕入れてきた。 グスタフは慎重論を唱えるが、特に目的は無く暇を持て余していたジニー達はその話に乗る。 巨虫のメガリスは最北端にある開拓村から更に北に位置する。だが、開拓村で気になる噂を聞く。メガリスへ向かった美女が還らなかったらしい。 「…事件の臭いがする…」 そんな親父臭いロベルトの言葉を軽く流し、メガリスへと向かった。 メガリスにはクヴェルはなかったがジニーは谷底で道具袋を発見し、愕然とする。 「リチャード・ナイツ」 袋にはそう書いてあった。 そうここはリッチ終焉の地であった。父の死を確信したジニーはただ泣くのみであった。 282 サガフロンティア2 04/11/22 22 01 52 ID VpMf3EvS *《ウィル編1305年③》 ウィルはジニーからの連絡を受け、ノースゲートへやって来た。祖父に泣き縋るジニー。息子の死を知らされたウィルはジニーにエッグの話をする。ジニーはウィルの冒険話を聞きながら育ったが、初めて聞くものであった。 テルムに赴いたウィルはヴァンアーブルから正式に依頼を受ける。内容はギュスターヴと称する偽者の調査。どうやら彼はエッグを持っているらしいのだ。ちなみにヴァンアーブルはウィルと交流があり、エッグの存在を知っている。 当時、ギュスターヴと自称する男はハン・ノヴァでチャールズを破って以来、熱狂的な支持を得て迎えられていた。そして多くの民衆が彼を慕い、義勇兵としてハン・ノヴァへ集結しつつあった。 彼がエッグの所有者だとしたら…。ウィル一行はヴァンアーブルの弟子ミーティアと共にハン・ノヴァへ潜入し、事の真偽を確かめることにした。 ハン・ノヴァはギュスターヴの死後、権勢を奮ったカンタールに放置され、空白地域となっていた。よって度々野盗やモンスターによる襲撃を受け、治安は悪化していた。 そんな事情から民衆の権力への反抗心は強く、同時にギュスターヴへの尊敬の念は強い…そんな土壌が培われていた。 283 サガフロンティア2 04/11/22 22 36 26 ID VpMf3EvS *《ウィル編1305年④》 志願兵に紛れ込み、ハン・ノヴァへ潜入したジニー一行。中央広場で凱旋する「ギュスターヴ」を監視する。すると、ウィルとジニーはすぐに感じた。あの例の悪寒である。間違いなくヤツはエッグを所有している。 だが逆にナイツ一族のアニマを感知した「ギュスターヴ」はエーデルリッターのサルゴンに追撃を命ずる。彼は「ギュスターヴ」によって見出だされた最初のエーデルリッターであり、既に人間ではなかった。 1305年、サウスマウンドトップの戦い勃発。エーデルリッターの追撃を辛くも逃れたジニー一行はハン・ノヴァ郊外の丘で戦いを見守っていた。 状況はデーヴィド率いる西方軍が偽ギュスターヴ軍本隊と交戦していたが、挟撃担当の南方軍が到着するまで保つかは微妙な状況であった。 グスタフはいても立ってもいられなくなり、助勢に向かうことにした。そしてヴァンアーブルはグスタフに一振りの大剣を手渡す。 実はグスタフとヴァンアーブルは旧知の間柄であった。 287 サガフロンティア2 04/11/22 23 04 53 ID VpMf3EvS *《ウィル編1305年⑤》 ヴァンアーブルはシルマールの弟子であり、ギュスターヴの下にいたことがある。ギュスターヴが南方の砦で最期を迎えたあの日、彼もそこにいたのだ。 フリンによって窮地を逃れたヴァンアーブルは後日ギュスターヴを探したが遂に彼を発見することは出来なかった。 (ギュスターヴの後継者を名乗る者が後を断たなかったのは、彼の遺体が発見されずまた、女性関係が派手であったのに関わらず公式には子を残していないことからきている。) また、グスタフの本当の名はギュスターヴであり、ケルヴィンの次男フィリップ3世の子である。彼も父同様ファイアブランドを継承し、フィニー国王を継ぐ条件を満たしている。 しかし、父フィリップ3世はある事件で死亡する。しかもそれは兄チャールズとの関係が芳しくなくなかったことが遠因となっているらしい。それがもととなり、グスタフは出奔する。 ヴァンアーブルはギュスターヴ終焉の地に残されていたギュスターヴの剣を本来15世を名乗る筈であったであろうグスタフに手渡したのだ。グスタフは颯爽と従兄弟であるデーヴィドを救いに行った。 一方プルミエールはグスタフを見てある葛藤と戦っていた。 288 サガフロンティア2 04/11/22 23 37 09 ID VpMf3EvS *《ウィル編1305年⑥》 「プルミエール」とは「最初」という意味を持つ。その名は義母が家の復興を願ってつけた名前であり、プルミエールは義母の希望を一心に受けて育った。 しかしプルミエールは義母の本性を知り、軽蔑する。義母は家の復興に執着し、手段を選ばない。たとえ民衆がどんなに苦しもうと。そして自分を家の道具として利用しようとも。 だが、義母は必死であった。必死であったが為に視野が狭くなっていたのだ。彼女の父親は一国を支配するほどの実力者であったにも拘わらず、その息子たちは父の財産に群がるのみである。父の死後、家は没落する。 カンタール9番目の子であり、プルミエールの義母であるヌヴィエムはカンタールの末娘であるプルミエールをオート侯最後の希望として育てた。だがプルミエールは最早オート侯に未練はなかった。 プルミエールは家の誇りなど馬鹿らしいとしか思っていなかった。しかし従兄弟のために戦場に出ていくグスタフを見て何かを感じ取っていた。 サウスマウンドトップの戦いは南方軍の救援が間に合い、偽ギュスターヴ軍は次第に瓦解して行った。デーヴィド連合軍の勝利である。 290 サガフロンティア2 04/11/23 00 45 46 ID f4zIVZAo *《ウィル編1306年①》 サウスマウンドトップの戦いは終結した。しかし「ギュスターヴ」や六人のエーデルリッターは未だ発見されることはなかった。 当然ウィルが追うのは「ギュスターヴ」などではなくエッグである。「ギュスターヴ」一行が北大陸奥地へ向かったとの情報を得たジニー一行は北大陸の未開の地ヘと進む。 「ギュスターヴ」一行は巨虫のメガリスよりもさらに奥、星のメガリスに居た。六人のエーデルリッターもそれぞれのアニマの将魔と化し、侵入者を待ち受けると同時にエッグと一体化すべく時を待っていた。 炎の将魔サルゴンはかつてリッチとパーティーを組んだ時期もあったがそれを知る由もない。 ある将魔は撃退し、ある将魔はやりすごし、ジニー一行はメガリス最深部へ至る。吸収されたのか「ギュスターヴ」の姿は既に無く、現れたのは異形へと変貌したエッグであった。 エッグは生き残った将魔を吸収し力を増しながら襲いかかる。将魔の力が尽きると異形の姿すら捨て、エッグそのものとなり激戦は続く。 291 サガフロンティア2 04/11/23 01 18 23 ID f4zIVZAo *《ウィル編1306年②》 死闘の末エッグは倒れた。遂にナイツ一族とエッグとの因縁は終結したのである。 意気揚々と帰途に着くジニー一行。ところが彼女達の目前にはエッグが転がっていた。しかも片手で持てる程の大きさだったエッグは人間一人分くらいの大きさに「成長」していたのだ。 実はエッグはアニマを吸収する度に大きくなっていた。「ギュスターヴ」と共に星のメガリスへ赴いたのは大量のアニマを吸収するためであった。 「近づくな。アニマを食われるぞ」 もはやエッグに近づくだけで虜になってしまう。ジニー達に取るべき方策はなかった。「彼」以外はそう思っていた。 すると彼--グスタフ--はおもむろにギュスターヴの剣を取り出し、力任せにエッグに叩きつけた。 真っ二つに折れる鋼鉄の剣。 「ギュスターヴ公の剣でもだめか…」 ウィルが諦めかけた瞬間、エッグは跡形も無く消し飛んだ。今度こそ本当にエッグはこの世から姿を消した。 「父さん…」 エッグから解放されるアニマの中に父を見つけ、涙するウィル。彼の旅はようやく終わった。ウィル86歳、ジニー15歳。 ウィル達が立ち去った後には真っ二つに折れたギュスターヴの剣があるのみであった。 *―ウィル編・完― 292 サガフロ2の人 04/11/23 01 28 41 ID f4zIVZAo とりあえずサガフロンティア2はこれでお終いです。 なお、暗殺者ヨハンとかネーベルスタンの晩年とかサルゴンのエーデルリッター入隊(?)のいきさつ等、他にもストーリーはあるのですが、本筋から離れていると判断し、割愛しました。 かなり長い文章になってしまった事をお詫びするとともに、応援していただいた皆様に感謝いたします。
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ここでは管理人のフロンティアでの情報を公開します。 サーバー/2 HN/syuuki ID/4136EH HR/100 猟団/永遠の狩友 猟団情報/LV.0 団員数/4人 一番討伐数が多いのは86匹でキリンだったのですが、今回の韋駄天杯のおかげでドスランポスが108匹になってしまいました。 今はアカムと銀レウスと黒龍とラオと上位テオと下位ナズチが行きたいです。 後は金策クエなど(今の残金493067zしかありません) 今の状況/銀レウスばっか行ってます。銀火竜の翼膜を求めています。 トップページ
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出現条件 平成、秋葉原の痛車を見ている忍者風の男 珊瑚海、パイレーツコーストの戦車ショップの前にいる老婆 南エスタミルからニューロード伝いに北上 イベント 異次元魔獣の追跡 街・ダンジョン ウエストエンド フレミア ヴェルニース フロンティア街道 フロンティア山 コルキス神殿 フロンティアの洞窟 ニューロード 盗賊の洞窟 盗賊の借家 盗賊の家 盗賊の砦 子犬の洞窟 草原 豚の海岸 地底の湖 溶岩洞窟 ジュエルビースト(水龍イベントクリア後、フリーモードは別条件) ボス 叛浄(レベル40以上でフロンティア街道北のチェックポイント) 閃緋(レベル40以上でコルキス神殿東の森内にあるチェックポイント) 虚空を這いずる者 備考 開拓地というだけの事はありヴェルニースを起点に発生するイベントの数は 目を見張るものがある。序盤から終盤まで様々な場所を探索出来るので 現地にいる不思議な生き物達と触れ合いながら冒険を楽しむのも悪くないが 耐性に癖のあるボスがちらほらいるので初見だと思いの外手こずるかもしれない。
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ジェイフロンティア株式会社とは 東京都渋谷区に本社を置く会社です。 ヘルスケアセールス事業(健康食品等の通販・EC事業)やメディカルケアセールス事業(医薬品の通販・EC事業、医療プラットフォームサービス事業、調剤薬局の運営)、ヘルスケアマーケティング事業(広告代理店事業)を行っています。 企業概念 人々の幸福な生活に欠かせないヘルスケアにおいて、商品の企業製造、マーケティング、流通を通じて社会に貢献します。 事業内容 ヘルスケアセールス通販事業 健康食品をはじめとするヘルスケア分野における当社オリジナル商品の通信販売を行っており、当社通販サイト、テレビのインフォマーシャル広告やインターネット広告、記者発表会等の販売促進手法を組み合わせることにより販売しています。 ヘルスケアマーケティング支援事業 ヘルスケア商品を取り扱う法人顧客の商品販売促進支援として、商品の特性やブランドイメージに応じてタレント・モデル等を起用した広告宣伝により商品のプロモーション効果の最大化を図っています。 ファーマシー事業 これまで展開してきた健康食品や美容系医薬品などの自社商品をさらに拡充させるため、調剤薬局事業と医薬品通販と処方箋予約のアプリ「速薬」を運営しています。
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成長の意味がほとんどなく、シナリオごとに変わるパーティー システムの説明不足 繋がりが分かり難い人物関係…などの特徴により、 サガシリーズの中でも特に人を選ぶ作品。 一方で、100年近くの歴史を表と裏から描くシナリオ 物語を盛り上げる水彩画背景とピアノを中心とした音楽 サガおなじみの閃き、術、連携を絡めた戦闘システム…など 今になっても多くの人を惹きつける魅力が多くあるのも確かである。 600円でこのゲームに踏み込んでみるかどうかはあなた次第。ケガをしても文句は言うな。 なお、システムとシナリオをより理解するためには、アルティマニアが必須である。 -- (名無しさん) 2008-12-15 03 46 11 サガフロの続編ということになっているが、ゲームシステムは大きく違っている。 サガフロ1が短編小説7本でサガフロ2は長編大河物という感じ。 普通のRPGとはシステム面で大きく異なるため、初めてのプレイでは色々と戸惑うかも。 戦闘システムは戦略が重要。 デュエルで術や技を閃くのがけっこう楽しい。序盤から強力な術や技も可能。 固定ボスなどはだいたい行動にパターンがあるので、相手の行動を逆用して5連携を決めたり出来る。 戦略や技次第で低レベルクリアも可能かも。 ラストダンジョンは初回プレイ時にはLPに気をつけないと詰む可能性あり。 それとコーデリア萌えという人は彼女にあんまり危ないことはさせないように(危ないことはオッサンかアニキで) -- (名無しさん) 2008-12-18 12 24 21 歴史の1ページを選んで進めていくストーリーと、物語の設定にあわせた戦闘システムが特徴。 その辺の石ころにも宿る「アニマ」を利用して発動させる術と、術を阻害する力を持つ鋼。 二つの要素を状況やキャラクターの個性にあわせて活用し、勧めていく。 世界観はアルティマニアがないと多少わかりづらいところがあるが、想像して楽しむのもまた一興。 -- (名無しさん) 2008-12-26 11 54 07 正直同じフロンティア落とすなら2より1をオススメする。 水彩画ぽいきれいな画面にだまされました・・ -- (名無しさん) 2008-12-28 16 54 15 とりあえず音楽神 -- (名無しさん) 2009-01-22 14 15 27 ストーリーなど説明不十分な部分もあるが、サガらしさと割り切れば十分なレベル。絵と音楽は素晴らしいが、他の部分にも光るものはたくさんある。 PSPでプレイするとPS1実機よりも処理落ちが強く掛かる場面がある。 (シナリオ『グラン・ヴァレを越えて』での戦闘中のメニューウィンドウ表示や 技のエフェクト発生時が特に顕著。PS3での挙動は本体を持ってないので未確認) 悪名高きアンサガ程ではないが、説明書で網羅されていない細かい仕様が 多く存在するので、ぜひアルティマニアや攻略サイトの情報を片手に挑んでいただきたい。 そして個人的には、スクウェア最後のドット絵グラフィックキャラの雄姿を見届けて欲しいと思う。 -- (名無しさん) 2009-04-08 00 49 05 サガフロ1に比べて術技のエフェクトが地味、だが、逆に戦闘テンポは良くなった。 音楽も伊藤賢治氏から変更になっているが、グラフィックに合った良い曲が多い 短編集の印象が強い1に比べて、1つの歴史を追っていくストーリー重視。 ラストバトルは1より厳しい。進め方次第では詰む。そこだけは注意。 -- (名無しさん) 2009-04-24 16 37 51 攻略本無し→クソゲー 攻略本有り→神ゲー 神っていうのは俺だけかもしれないが良作程度には評価が上がる。 年代順にプレイ出来ればそれだけでも随分と面白くなる…はず。 問題点は閃きや術の習得システム上仕方がない事だが戦闘を多くこなさなければならない事。 言い方を変えると術や技をしっかり覚えさせておかなければ詰む可能性がある。 これも攻略本が必須と言われる所以。 年代記物の定めだが特定のキャラを育て続けることが出来ないのも難点の一つか。 -- (名無しさん) 2009-08-09 02 39 46 攻略本やサイトを覗かなくてもラスボスまで行ける。 だがそこで絶望を味わい、真のサガフロンティア2が始まる。 奴を倒すために100年があったのだ。 -- (名無しさん) 2009-12-11 18 49 48 600円でも高い糞ゲー。 糞と呼ぶのもおこがましい。 テストプレイすらやってないと思われるバランス、全てに於いて説明不足のシステム。 解法が決まっていて、それ以外の手段を取ると詰むというバグ一歩手前のゲーム。 コレを買うくらいなら、ドブに金を捨てた方が時間を浪費しない分、遥かにマシ。 -- (名無しさん) 2010-03-14 19 21 37 このように賛否両論がきっちり分かれるゲームであることは間違いありません システムを十分に理解できずすぐに放り出し、ストーリの深みを味わうことの出来ない人は 上記の方のようになってしまうので注意が必要です。 物語の背景を深く知ることによって味わいがどんどん増す スルメゲーだと私は思っています。 -- (名無しさん) 2010-03-16 22 56 18 ストーリーに関しては攻略本の補完がなければ不明な点が多い。というか殆どがそう。 いつの間にか死んでいたり、死んだかと思えば、年を取ってまた出てきたり、と曖昧なまま投げ出されてるケースが大半。 システムに関しても上記と同じで、攻略本の有る無しでは詰む頻度が違う。 LPやHP,JP,WPの回復出来るシナリオと回復ポイントのない場合の対処等、中途半端な状態で販売したと思われる要素が多数見受けられる。 基本的にキャラクターの育成は引き継ぎ無し、技や連携のみ引き継ぐ。 大戦略等のシミュレーションゲームのキャンペーンモード?を低レベルにまとめた感じ。 後、このゲームのマスコンバットというシミュ要素、こればかりは糞と言っておきましょう。 -- (名無しさん) 2010-03-18 21 52 48 ゲームとして未完全なまま出しちゃった作品かな これは製作者としてやっちゃいけないことだろう 主人公すら説明書で紹介されていないゲーム -- (名無しさん) 2010-03-22 15 28 07 一言で言うと、玄人向けゲーム。 このゲームに面白さを感じる人を見ると、なんとなく「すげぇな!」と思う。 自分自身は、発売日に買ったものの、結局ウィルの方のラスボスを倒せずに断念。尚且つ、特別ゲームとしての面白さは感じなかった。 が、弟が妙にこのゲームを好きだった。ただのバカだと思ってたが、この大して面白くないゲームを純粋に面白いと思える弟がすげぇなと思い、この一件で弟を見直した。買った甲斐があったなぁと思った。 それにより、自分にとって、このゲームは良いゲームとして思い出に残っている。 -- (muscle) 2010-04-18 22 27 39 根気が一定以上あれば良作。 根気がない人にはクソゲー。 攻略本があれば、根気のハードルはそんなに高くないと思う。 -- (名無しさん) 2010-04-25 18 35 10 商品として成立していないゲーム ノベルゲーで充分だったと思う システム関連の説明が一切されていない+RPG要素が殆どない かなりの確率で詰む等、上げればキリがない 600なら笑って許せるが、当時の値段だと詐欺だろうなぁ -- (名無しさん) 2010-05-01 16 36 13 ホントに好き嫌い分かれるね。 個人的には、掛け値なしでPSで一番好きなゲームなのだけど…。 ストーリーの説明が少ないってって、 サガシリーズとしてはごく普通のレベルだし (むしろなんでもかんでもゲーム内で語るとかないわーって思う)、 把握してないとクリアできないほどの要素が 説明されてないわけでもないし。 だいたい、そんなこと言ったらアンサg -- (名無しさん) 2010-06-10 07 36 26 サガシリーズにしてはストーリーもきっちりあるし、 操作なども快適な部類に入る作品だと思う。 システムを理解できないと上記で発狂している人のようになってしまうので、 複雑なRPGやシミュレーション経験の浅い人はあまりプレイしないほうがいい。 マスコンバットが残念なのは同意せざるを得ないが -- (名無しさん) 2010-06-12 12 39 55 キャラ紹介すら下書きで済ませてるレベルだからなぁ 手抜き感は否めない -- (名無しさん) 2010-06-12 18 01 06 ゼノギアスのDISC2以降の紙芝居と説明不足のお話が序盤から終盤まで続く感じ 少なくとも広義でいうRPGではない -- (名無しさん) 2010-06-12 18 04 40 ゲームとしての好き嫌いはともかく、手抜きとか言ってるやつは頭わいてるのか? -- (名無しさん) 2010-07-12 22 57 33 癖は強いけど面白いよ。今までのサガ系を期待してる人には絶対お勧めしない -- (名無しさん) 2010-07-18 20 29 15 TRPGのセッションを連続している感じで、RPGらしさは非常に高い ただ育てる楽しみだとか、収集する楽しみだとかは希薄 ちゃんとしたRPGを知ってる人にしか勧められない -- (名無しさん) 2010-07-30 21 33 06 大河ドラマRPG。歴史好きにオススメ!(架空の歴史ですが…) あとBGMが素晴らしいのでヘッドホン推奨。 唯一の欠点は普通にやっているとラスボスで詰む…。 -- (名無しさん) 2010-08-08 15 14 11 システム面は上でも言われているように、御世辞にも親切な設計とは言えない。好みも分かれるところ。 敢えて良い点を挙げると、やはりBGMとグラフィック面。 BGMは最近だとFF13などを担当している浜渦さんの作。良曲多し。 グラフィックは水彩画調で中々味が有る。 攻略本(アルティマニア)があれば不満点はぼちぼち解消されるかも。 システム面はもとより、ストーリーの背景やキャラクター達の詳細等がしっかり補完されている。 -- (名無しさん) 2010-08-28 00 24 54 システムがひどい、とにかくひどい。 技なんて攻略本がなければ絶対わからない 当時は少しずつ攻略雑誌に情報のせて販売数かせいで、最後にアルティマ買わせる ために仕組んだのかとすら考えてしまうくらいのレベル。 ストーリー流れがいい加減で「はぁ?なんでそうなるの」って思うとこがしばしば。 携帯小説のようなとんでも展開が随所にあるとあらかじめ思えばなんとか受け入れる。 当時気になってたタイトルをアーカイブスでいくつかダウンロードした (これとかベアルファレスとか)けど今のところどれも金ドブに捨てた。 -- (名無しさん) 2010-09-03 21 57 18 アルティマニアがあれば超お勧め、無ければやるだけ時間の無駄。 -- (名無しさん) 2010-09-21 00 17 12 デイビットの平和見るコンバットが難しすぎる -- (名無しさん) 2010-09-24 22 17 46 アルティマニアや攻略wikiがあれば神ゲーになる。 ただ、なければ凡~クソゲーでしかない。 -- (名無しさん) 2010-10-08 08 56 15 攻略本がないと技が分からないってのはさすがにゆとりすぎる発言。 デュエル時に技作成のヒントが表示されているので、それを頼りに試行錯誤するもの。 上記のような、根気のない人間やさくっと遊びたい人には全く不向きなソフト。 -- (名無しさん) 2010-10-08 12 51 24 単純作業でレベルあげてボスと戦うようなありきたりなRPGよりは好きだなー タイムアタックの研究が活発なのを見れば育てる方がおかしいと思える レベル上げよりも技、連携、アイテムを揃える方が強くなれるし グラフィック、音楽、ストーリーも良い 攻略本が無いとクソゲーなのは同意 -- (名無しさん) 2010-11-05 18 06 20 このゲームやったら大体ラスボスで詰むと思われる、多分。 グラや音楽は素晴らしいし面白いので悪くないですよ 攻略情報あるともっといいけど、初見プレイと二週目プレイは明らかに変わるのでできれば最初は攻略無しで頑張ったほうがいいかなぁ 主に初見ではデュエルで技を作成するコマンドがわからないけど二週目ならわかる、とか -- (名無しさん) 2010-12-26 05 57 50 商品未満のゲーム これ当時販売の許可よく出たな? -- (名無しさん) 2011-01-03 12 43 06 ストーリー設定が深く、周回プレイをすると楽しいゲーム。 当時、この日程ちかくで発売していたスクウェアソフトが FF8・デュープリズム・クロノクロス・サガフロ2・聖剣LOM 等だったわけだが、 どれも単純なレベルアップではなく、戦術やらスキルの付け方やら育成法やら、 戦闘システムがどれも多彩で、それで差別化されていると思われる。 中でもサガフロ2は ・レベルアップではなくスキルアップ制 ・キャラクタに年齢がある→前のシナリオで強化しても老化によるHP低下・LP上昇がある ・武器が消耗品→消耗する中、キャラクタの武器スキルをあげての新技閃き ・サブシナリオなどでの通常武器の修理→修理なしでいいクヴェル武器の発掘(主人公Aの仕事) ・魔法優先ならアニマの宿るクヴェルを装備する世界→魔法が使えないならアニマの通わない鉄の装備を作成(主人公B)→Bが成長して鉄装備の市場発展 世界に鉄装備があふれる と、戦闘にストーリーとの密接な関係がある。 (FF8も似たかんじだった。 魔女の恐れられる世界で魔法が一番強い →擬似魔法を駆使してキャラに魔法をジャンクションさせての強化) サガフロ2はシナリオに年号がついていて、大体一度クリアすると前に戻れない。 つまり、あまり考えず強い武器をもたせていると… (1)一つしかないクヴェルをもったキャラがストーリーで死んで回収不可 (2)ストーリーが分岐した先でキャラが死んで回収不可 (3)回収不可を回避するために装備ひっぺがしたら装備の準備ができない戦闘シナリオで死んで積んだりwww サガシリーズにありがちな自由性が低いとは感じるが、 これこそ「理不尽なファンタジー世界」と感じる作品。 考えなしにプレイしてると積むのは一昔前のゲームにありがちだし、 もちろんセーブをこまめに分けるなど回避方法はいくらでもあるので、 堅実にプレイすればオススメのゲーム。 あと音楽が綺麗。透き通ったワールドのBGMはいつまでも聞いていたい。 -- (攻略本もってたのに(3)で積んだ 当時中学生) 2011-01-03 14 20 33 音楽が最高 世界観も物凄く好きだった ただ、サガ系特有の自由度がこの作品だと少なかった気がした 人を選ぶというか、受け入れられない人は投げ出すかもしれないゲーム -- (名無しさん) 2011-01-18 12 06 53 (1)一つしかないクヴェルをもったキャラがストーリーで死んで回収不可 (2)ストーリーが分岐した先でキャラが死んで回収不可 (3)回収不可を回避するために装備ひっぺがしたら装備の準備ができない戦闘シナリオで死んで積んだりwww 上記に誤解があるので訂正させてもらう。 装備回収は可能。街にちゃんと専用のモブがいるからこれで躊躇してる人がいたら 安心してほしい。 好きなキャラがすぐいなくなるのが個人的に寂しかったけど そういうゲーム性を含めた魅力として捉えられる人なら大丈夫 -- (名無しさん) 2011-02-19 20 18 38 ゲームシステムはともかく 音楽、グラフィック、ストーリーは最高 -- (名無しさん) 2011-03-04 23 50 05 攻略本を読む事で本当の意味で攻略の仕方が分かるようになるゲーム アルティマニアを手元に置いてプレイすれば少なくともクソゲーという評価にはならないはず 奥が深いが説明書だけでは理解しきれない残念なゲーム -- (名無しさん) 2011-04-01 20 41 50 ウィルの旅立ちのハンの廃墟は育成するのに最適な道場だと思う 術禁止縛りで全員鋼の短剣装備させて育成させてみた 結果、気づいたらベアクラッシュやファイナルレターなど習得、デッドストーン5個獲得などなど (ちなみに鋼の短剣はギュス編のワイド奪取のシナリオでワイドのお店で購入) ハンの廃墟外の蟻等:弱いので一番最初の育成に グール&グーラ:お金集め、狩るとけっこう帽子がたまる ランドアーチン先生:PTで閃き狙ったり。 青スケルトン先生:この先生を狩ることができるのが最終目標。 PTバトルの場合ゴーストがおともに来るのが厄介なのでデュエル推奨 身を守る+ため+ため+けさ斬りでブルクラッシュ(ちなみに剣レベル20~30くらい) 狩れるようになったらデッドストーン目指して青スケルトン先生とひたすら勝負してもらう WP管理が難しいかもしれないけど、育っちゃうとストーリー進めるのがかなり楽な金属装備プレイ これでラスボスのエッグも楽勝ですね! ・・・え? LP管理と味方の復活?ナニソレ(ぁ -- (名無しさん) 2011-04-03 11 25 09 戦闘システムは若干難解だが理解できればとても面白いもの。 ただし同じフロンティアシリーズであるサガフロンティア1とは全然違うものなので、 そのような戦闘システムを期待してプレイしてみるとがっかりするかも。 好きな時に好きなだけバトルを楽しむといった行動もあまり取れないのでその点は注意が必要。 歴史が進む度にキャラがコロコロと入れ替わる点の評価はプレイヤーの感覚次第。 -- (名無しさん) 2011-05-12 15 26 12 シナリオを理解できるかどうかで評価が変わると思う。 自分は適当に進めて、ラスボスで詰んで1からやり直し。 二週目だと、キャラクターの関係などが把握できて、シナリオにも没入できた。 戦闘はデュエルで技を編み出すことを理解できればかなり楽しめる。 余裕があるなら、出来る所まで進めて、また初めから攻略情報を見ながら進めるというのもアリ。 -- (名無しさん) 2011-07-29 15 52 44 開発途中で販売に踏み切ったのか?と思える出来 -- (名無しさん) 2011-08-18 03 43 42 ネットでの評判を聞いての初プレイだったけどさすがに商品未満てことはないと思う まあサガフロ1やってからだから戦闘もっさりしてるなあとかは思うけど普通にはプレイ出来るし。 初回詰みも覚悟しつつやるとかサガにはそういう心構えが必要と思う。もはやお約束? ゲームに関してはまだまだ序盤なのでシステムの深い所は見えてこない、というかわかりそうにも なさそうだけど評判通り理解したら楽しめそうな感じ。 個人的にはいつものフリーシナリオっていう感じがないのでまた別物と考えた方がいいかと。 ロマサガ好きの友達にサガフロはオススメしたけどこれはあんまりオススメしないかなw -- (名無しさん) 2011-08-31 02 13 55 普通のRPGどころかサガとしても異質な存在。 とりあえず自分はRPGをプレイするつもりでやって肩透かしを食らった。 ロールプレイングというより劇の中の登場人物を操作してる感じがする。 デュエルなどの仕様を把握してないと詰む以前に全然楽しめない可能性があるので この作品に限ってはプレイ前に多少は情報を仕入れた方がいいと思う。 シナリオ自体はサガシリーズの中でも屈指の出来。 当初ギュスターヴ編を読み進めるだけで嵌ってしまった。 対してRPG部分のナイツ編がスロースターターであまり面白くない。 やっと色々育ってきてナイツ編が面白くなってきたと思ったらあんまり進展がなくて積んでいたギュスターヴ編の消化に追われたりする。 そんな感じでプレイ中面白いとつまらないの繰り返しだった。 何というか素材はいいのに出力の仕方がマズかったような気がしないでもない。 最終的に面白かったと言えるけど理解できない人の気持ちもわかる。 人にオススメされてとりあえず手を出すより 自分で興味を持って下調べして考えてからプレイした方がいいタイトルだと思う。 -- (名無しさん) 2011-09-12 23 19 31 ロマサガ3やサガフロ1と違って自由度はほとんど無い でもキャラ育成は楽しめる 難易度が高いとよく言われるが普通にプレイしたらであって ひたすらバトルを繰り返して育成していけば逆にヌルゲーになる(1周目は) それと術なんて無くても全く困らないから術は無視してもいい 金属系装備でガチガチに固めたキャラで技を使えば楽 金属系装備の欠点は術が使えなくなることだけど、攻撃力防御力は最強クラスで敵の術にも強くなる それに術使いと違ってアニマが必要無いからフルに防具を装備できる点もいい 途中で作れる都の構成を全部鍛冶屋街にするだけで最終装備を簡単に買える利点もある あとはキャラを育成する為にバトルを繰り返すだけ、しかも慣れれば○連打でOK あとは即死対策のデッドストーンや石化対策の黒の石鎧を手に入れるだけ 落とすモンスターさえ分かればあとは戦闘繰り返すだけでいい 全部できればラスボスはゴリ押しで勝てる 他のサガに比べて術優遇っぽい感じに見えるんだけど 実際術を使うとなるとアニマが無いと使えないし装備にアクセを使いがちになって防御が薄くなったり 結果的にやられやすくなったりするデメリットもあって、そこが理解できてないと難しくなる 技はアニマとは関係ないから防具をフルに装備できていいけど、戦闘後にWPが回復しない(JPは一定回復)欠点もある 術士タイプでも防具装備に気を配ったり、複数アニマを持つアクセなど装備で使えなくもない つまりキャラ育成はめちゃめちゃ楽しい そこだけは他のサガシリーズと変わらない -- (名無しさん) 2011-09-15 09 25 36 ゲームというより大河ドラマ アルティマニアを読めば神ゲーと化すかも -- (名無しさん) 2011-09-19 16 22 27 アルティマニアの有無で評価が変わってくるレベルだと思う 続編の説明書とまではいかないがサガフロ2はアルティマニアとのセットを推奨します -- (名無しさん) 2011-09-26 16 51 24 人を選ぶゲームではあるが、その分ハマると面白いゲーム。 きちんと進めていけば詰むということはまずない。 最も、ラストだけは攻略サイト必須だと思うけど。 個人的にはエッグよりもサウスマウンドトップの戦いで投げた方は多いんじゃないかと思った。 アルティマニアは中古で買えるのでそれとセットで買うと面白さが倍増します。 あと、聖剣LOMのデータ連動は普通に使えるので興味があるのなら聖剣LOMも買うことをお勧めします。 -- (名無しさん) 2012-03-02 12 42 33 グラフィックがとても綺麗だが、それに釣られて買うときついかも。 稼ぎが出来るシナリオ・出来ないシナリオを見分けて攻略していくのがポイント。 -- (名無しさん) 2012-03-23 22 16 16 ここで違う作品をいうのもなんだけど まさにファイナルファンタジー初期の世界観や PSの9を硬派にした世界観ってかんじ これをFFな流れにして出せばかなり雰囲気は染まったし その名の通りなシナリオだったと思う。 サガとして出してなければさらに受け入れられたんじゃないかな? と思うもったいない作品ではある。 -- (名無しさん) 2012-05-02 20 37 05 チップをむやみに変換すると、主人公が変わった時にCRを持って枯れる。その主人公でのみ個別に設定。 防具には術力補強があるので、アクセサリーでも防具代わりになる。てっきり術の威力上昇だと思ってた。 アルティマニア(アルティ“アニマ”)の本にはゲームシステムや背景画、 BGMについてなど語られているので参考にしたほうがいい。 ゲーム内タイトル画面、ゲームキャッチコピーのチラシ、パッケージの表紙、 それぞれが実は違う。ああそれと俺的にはヌヴィエム・ドラングフォルドという女性も外せんな。 -- (ほめぞう) 2012-12-24 00 27 38 このゲームは間違いなく一周目だけで良さは分からないです。 登場人物やストーリー世界観を理解していく度に面白くなっていきます。理解すれば面白くなる現実の歴史みたいなものです。 ですのでサガフロ1のような楽しさをすぐに味わいたい人には向きません。グラフィック含め -- (名無しさん) 2019-10-23 13 32 13
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サガ フロンティア2・術 703 名前:水先案名無い人 :2005/08/18(木) 18 39 49 ID lUC78nCK0 全術入場!! カエル殺しは生きていた!! 更なる研鑚を積み水の蛇が甦った!!! 水術!! アクアバイパーだァ――――!!! 範囲攻撃はすでにナルセスが完成している!! 樹炎合成ブッシュファイアだァ――――!!! 気絶ししだい蘇らせまくってやる!! 回復獣術代表 リヴァイヴァだァッ!!! 技の使い合いならMoraleのアップがものを言う!! コストは最小 消費JP1 獣!!! 真のステータス異常を知らしめたい!! 樹樹炎合成 スリープだァ!!! 威力は石術で3番目だがデュエルなら恐怖でオレのものだ!! 石水の合成術 ウォーターハンマーだ!!! 物理攻撃対策は完璧だ!! 石3つ合成 ロックアーマー!!!! 全回避系のベスト・ディフェンスは私の中にある!! 石の守護獣様が来たッ ガードビースト!!! 植物なら絶対に敗けん!! 将軍様の持ち術見せたる 植物特効 ウッドストックだ!!! 能力値変化(Moraleダウン)ならこいつが怖い!! 獣術の全体攻撃 ハウリングヘヴンだ!!! 攻撃範囲サークルから炎の龍が出現だ!! 火術 フレイムナーガ!!! 術の無いバトルがしたいから獣術使いになったのだ!! 狂戦士のMoraleを見せてやる!!ベルセルク!!! ラウプホルツ土産に丙子椒林剣とはよく言ったもの!! 賢者の奥義が今 実戦でバクハツする!! 音樹獣合成術 清歌先生だ―――!!! 全体攻撃チャンプこそが地上最強の代名詞だ!! まさかこの男(パトリック)が所持しているとはッッ ファイアストーム!!! コマンド並べてたら合成したッ 用途いまいち不明!!!! 音石の能力値変化(Magicアップ)術 音の聖域だ!!! オレたちはステータス異常系最強ではない攻撃術で最強なのだ!! 御存知音術 石の記憶!!! 回復の本場は今や再生にある!! オレより手軽な奴はいないのか!! 生命力強化だ!!! 石化ァァァァァッ説明不要!! 範囲攻撃!!! 石樹合成!!! デルタペトラだ!!! 能力値変化術は攻撃にも使えてナンボのモン!!! 超基本樹術!! Psycoアップから樹の登場だ!!! 一撃必殺はオレのもの 邪魔するやつは思いきり焼き思いきり殺すだけ!! 単体攻撃統一王者 焼殺 歌系の学習に絶唱したッ!! ついでにPsycoダウン 音!!! 召雷に更なる磨きをかけ ”水術”天雷が帰ってきたァ!!! 波の伝播に死角はないッッ!! 全体攻撃毒音波!!! 期待はずれの範囲攻撃が今ベールを脱ぐ!! 音術から ソニックバーナーだ!!! 敵が密集してたらオレも一応範囲攻撃だ!! 燃える溶岩 マグマプロージョン 石術で登場だ!!! 再生の効果はどーしたッ それもステータス異常 全て消えたッ!! 治すも台無しも思いのまま!! 生命の息吹だ!!! 特に理由はないッ サガの雑魚が強いのは当たりまえ!! 樹術なのはないしょだ!!! 日の下回復! 生命の水がきてくれた―――!!! ミミズ穴で磨いた実戦補助術!! 火術使いのデンジャラス・ツインロール 魂の歌だ!!! 実戦だったらこの術を外せない!! 超初級攻撃術 ニードルショットだ!!! 超一流術士の超一流の精神攻撃だ!! 生で聴いて混乱しやがれッ 少女マンガのタイトルパクリ!! 風と木のうた!!! 能力値変化はこの術が固定させた!! 補助術の切り札!! パーマネンスだ!!! 回復の基本が帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ ブルーウォーターッッ 俺達は君を待っていたッッッ水の登場だ――――――――ッ 加えてツール破損に備え超豪華なリザーバーを4つ御用意致しました! Psycoダウン スポイルウェイブ!! 基本術 火!! 連携の仕掛け人!マインドスケープ! ……ッッ どーやらもう一つは突然地形が変わった様ですが、泉のグリフォン戦終了次第ッ皆様にご紹介致しますッッ サガフロネタに感銘を受けてフロ2の術でやってみた。マイナーだな。 関連レス 707 名前:水先案名無い人 :2005/08/18(木) 18 44 10 ID lUC78nCK0 あ、火の基本術は炎だった。 708 名前:水先案名無い人 :2005/08/18(木) 19 36 52 ID x+0yDoey0 乙! 次はサガ2でやってみるか…攻略本を引っ張り出さねば。 しかし2は1と違ってあんまりやりこんで無いからなぁ… 710 名前:水先案名無い人 :2005/08/19(金) 00 07 15 ID I9i828cq0 703-706 未だに魂の歌覚えられてませんが何か? 炎の将魔を何回グスタフの音オンリーで倒したか覚えてない……。 コメント 名前